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自給飼料の自家生乳にこだわりチーズ工房稼働 セミハードタイプ製造本格化/JAしべちゃ長坂さん兄弟

2016.06.13

釧路管内JAしべちゃの組合員で酪農家の長坂浩行さん(31)が経営する長坂牧場は、弟の泰裕さん(28)とともに「長坂乾酪(かんらく)製造所」を立ち上げ、セミハードタイプのチーズの製造を本格化した。原料は自ら搾った生乳を使う。一定の温度の熟成庫で2カ月以上熟成し、8月中旬の商品化を目指す。すでにフレッシュタイプのチーズは5月から販売を始めた。

長坂乾酪製造所は長坂牧場のチーズ製造部門で、泰裕さんが製造を担当する。昨年秋から工房建設に着手し、4月から稼働した。工房稼働をアピールしようと、まずはフレッシュタイプのモッツァレラチーズをお披露目。5月10日から6日間、釧路市の大型量販店で標茶町の特選品を並べた「しべちゃ2016フェア」で100グラム入りのチーズを450個ほど初めて販売した。

8月の販売を目指すのは、ラクレットをモデルにしたセミハードタイプのチーズ。フレッシュタイプのチーズと合わせ、釧路市の市場での販売や釧路管内の飲食店への提供を目指す。

同牧場は牛に青草などを食べさせ、購入飼料に頼らない経営理念。泰裕さんは「チーズ作りは酪農生産の延長上にあるもの。特別なことでなく、酪農作業の一つだ」と話す。すでに、町内外の飲食店やパン製造所などから問い合わせもある。

掲載日:2016/05/21(土)  掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道