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バレイショ生産振興へ 実需と課題共有/札幌市でポテトフォーラム  

2018.01.17

バレイショ生産者と実需者が課題や情報を持ち寄り意見を交わす「2017年度ポテトフォーラム」が5日、札幌市で開かれた。研究機関がポテトチップスに適した新品種を紹介した他、農水省がバレイショ生産の現状などについて説明した。参加者はバレイショ生産振興に向け情報を共有した。

道内バレイショ産地でつくる北海道馬鈴しょ協議会や農研機構・北海道農業研究センター、日本スナック・シリアルフーズ協会が主催した。生産者やJA担当者ら約450人が参加した。

カルビーポテト馬鈴薯(ばれいしょ)研究所は、ポテトチップス加工向けの「ぽろしり」と「ゆきふたば」の2種類の新品種を紹介。「ぽろしり」はジャガイモシストセンチュウやそうか病に抵抗性があるとした他、「ゆきふたば」には、ジャガイモシストセンチュウの抵抗性がありチップの色合いも良くなると説明した。

カルビーの松尾雅彦相談役は地産地消などをテーマに講演。「地元消費者の絶大な購買支援に生産者が応えることが地産地消だ」と指摘した。畑作と畜産との連携強化や、欧米の事例を参考に大学などが地域農業で重要な役割を果たすよう訴えた。

農水省は、バレイショの作付面積減少で「輪作体系のバランスが崩れつつある」と指摘。省力化機械や病害虫抵抗性品種の導入などの支援策を検討しているとした。

その他、帯広畜産大学バレイショ遺伝資源開発学講座の保坂和良特任教授が、新品種を作るための交配の仕組みを紹介。美瑛料理塾の齋藤壽塾長はフランス料理とバレイショをテーマに講演した他、パナソニックエコソリューションズ社綜合技術センターによる植物工場の事例紹介もあった。  

掲載日:2017/12/06(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道