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女性農業者 生き生きと

2018.01.17

・町村またぐ活動魅力 広い視野で学び自主性重視/釧路管内の若手酪農家 みるくパーTea

釧路管内の若手女性酪農家グループ「みるくパーTea(ミルクパーティー)」は、町村の壁を越えた活動に魅力を感じ、広い視野で学びたいという人が集う。女性組織の会員減少が叫ばれる中、今年8人の会員が新たに加わった。メンバーの要望を受け研修メニューをまとめるなど、自主性を重視する活動が人気を呼んでいる。

会は2010年に発足した。05年から3年間続いた道の農村女性ステップアップセミナーとその後、釧路農業改良普及センターの支援で、研修などを続けていたが「せっかくの女子会がなくなるのはもったいない」と新たな組織に組み替えた。

会には代表者がいない。同管内標茶町や浜中町、釧路市阿寒町の3人の役員が要望などをまとめ、1年の研修メニューを企画する。出席率は高く1時間以上かけて参加する人も多い。会員は29人。新会員の中に、新規参入2年目と就農を目指して研修を始めた人も参加する。

11月下旬にはJAしべちゃのグループ会社、TACSしべちゃを訪れ、就農希望者が草地や乳牛管理などを学ぶ研修拠点を見学した。加えて、廃校となった小学校と元教諭住宅を、研修生などの宿泊・研修場所として再活用するしべちゃ農楽校を訪れた。参加した女性は「同世代の女性と知り合えることが魅力」と語った。

学びを振り返る「みるくパーTea通信」も発行する。会の事務局で同センターの山田聡主査は、会員が増える背景について、「酪農家としての見聞を広げて、経営や子育てなど気楽に話す友人を作れる場、時間が必要とされている」と受け止める。 

・「十勝農村女性のつどい」30年目 農業活性化に貢献

十勝農村女性グループ連絡会議・あおぞらネットと十勝総合振興局は11月下旬、帯広市の同振興局で2017年度「十勝農村女性のつどい」を開いた。農村女性グループ活動を活性化することで、農村女性が生き生きと活動できる環境づくりを目指す。今年で30回目を迎え「ありがとう30年。これからも生き生きと!」をテーマとした。

十勝管内の農業女性グループ36団体や関係機関などから160人が参加した。同振興局が1988年から開催。01年に「十勝農村女性グループ連絡会議・あおぞらネット」から同会議が企画運営する。

同会議の村上智子会長は「諸先輩らが築いた、やる気、知恵、行動力のおかげで30回目を迎えることができた。農村女性の交流は、十勝農業の活力につながっている。今後も楽しく活動していきましょう」とあいさつ。

十勝産小麦100%使用にこだわり、帯広市でパンを製造・販売する満寿屋商店の杉山雅則代表が、「地産地消の仕事人が語る〜十勝へのこだわりと生産者に期待すること」と題して基調講演。「十勝の農村女性が、恵まれた気候風土や生産物など、十勝の価値を実感し、地産地消を楽しんでほしい」と述べた。

その他、加工や農村生活など四つのグループが活動を紹介。恒例の農畜産物や手作り加工品などを販売する「カントリーバザールin十勝」には、12グループが出店し完売が続出した。 

掲載日:2017/12/06(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道