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「ユキホマレ」豆腐人気 北海道産大豆 専用棚作るスーパーも

2016.07.21

北海道産大豆「ユキホマレ」が豆腐の原料として存在感を高めている。原料に使った商品だけを集めた専用棚を作るスーパーもあるほどだ。人気の理由は甘味の強さで、違いが分かる消費者から支持を集める。需要増に応えて産地も増産に動きだしている。

「北海道大豆ゆきほまれ」と書いた大きなPOP(店内広告)が貼り出された冷蔵棚に、豆腐や油揚げ、がんもどきなど約15種類の豆腐製品が並ぶ。首都圏で113店を展開するスーパー、ライフの新御徒町店(東京都台東区)の豆腐売り場の一角だ。“専用コーナー”は、豆腐関連品の約2割を占める。

「ユキホマレ」の絹豆腐は1丁が189円(税別)と通常品の2倍近いが、売り上げは前年同月と比べ5%伸びている。「高めでも、おいしい物を食べたいというニーズを捉えた」。ライフの橋口豊チーフバイヤーは好調の要因を説明する。

北海道立総合研究機構によると「ユキホマレ」は甘さのもととなるショ糖が他品種に比べ多くなる傾向だという。

他店でも「ユキホマレ」を使用する豆腐は増えている。西日本産の大豆が2013年ごろから値上がりし、比較的安価な北海道産に需要が移ってきたのも追い風になった。豆の卸会社の篠崎商事(東京都千代田区)は「北海道産使用をうたう豆腐の約7割がユキホマレだ」と人気ぶりを明かす。

産地は増産に乗り出している。北海道によると14年の作付面積は1万2107ヘクタールで、5年間で約3割増加した。ホクレンは「今後も作付面積は増える見込み」(雑穀課)と手応えをつかむ。

掲載日:2016/06/22(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:流通経済