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十勝農協青年協、帯広畜産大サークル開発 学給献立一般食堂で 更別村で今月提供 地元産こだわり 農業感じられる

2018.11.22

十勝地区農協青年協議会が、帯広畜産大学の農業系サークル「あぐりとかち」と開発した学校給食用メニューが初めて、一般の食堂でも採用された。十勝管内更別村の「十勝さらべつ熱中小学校」が運営する「熱中食堂」で、今月提供する。十勝産にこだわったメニューは、十勝の食材に触れ農業を感じてもらえると好評。食堂への提供で一般の人にも理解が広がればと期待する。
 同協議会は2016年度から、学校給食用のメニューを開発してきた。十勝にいながら農業に触れる機会が少ない子どもらに、地場産に触れてもらおうと始めた。
 メニューの一部は小中学校の学校給食を作る帯広市学校給食センターで採用されている。開発した和・洋・中11種類は、「十勝産食材を活かした食農教育レシピ2017」としてまとめ、管内の給食への活用も進めていた。今回、学校給食以外で初めて採用された。
 同管内更別村で畑作を営む、同協議会副会長の吉田明史さん(34)は、一般の消費者にも伝える方法を模索していた。同村の西山猛村長に相談し、熱中食堂での採用が決まった。
 メニュー名は「十勝農青協×熱中食堂 鶏もも肉のソテー・ハニーマスタードソース」。ディナーとして提供される。
 吉田さんの「メークイン」をはじめとする更別産の野菜や、中札内産の鶏肉とエダマメ、季節の果実として柿など使っている。鶏肉は片面だけ焼き、ふんわりとした食感を出している。
 シェフの川口達也さん(32)は、3月まで地元の地域おこし協力隊の隊員だった。「(食堂は)地元の食材はもとより、旬の食材にもこだわっている。これからも積極的に協力し生産者と消費者との懸け橋になれば」と話す。
 寺島達記会長は「プロの技で全く別の料理に変身した」と驚き、「十勝の食材の良さを一般の人も味わってもらえる絶好の機会」と感謝する。「若い農業者の活動のアピールにもつながれば」と期待を寄せる。

掲載日:2018/10/10(水)日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道