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新型コロナで道内JAなど ネット、職員に呼び掛け

2020.04.10

新型コロナウイルスの感染拡大で全国の小中高校などが休校し、牛乳の需要量が減少していることから、道内のJAや農業団体などが消費拡大運動に乗り出している。北見市の北見農業会館では、オホーツク農協連などが6日から同会館牛乳消費運動を始めた。ホクレンやよつ葉乳業も消費者や社員に呼び掛ける。
同会館には農協連の他、JA北海道中央会北見支所などが入る。3月末まで平日にホクレンを通じ、会館で働く全職員(約200人)に240本(1本200ミリリットル)を配り消費拡大を後押しする。 

新型コロナウイルスの影響で、道は2月27日から小中学校での休校を、2日からは国が全国の公立小中高校などを春休みまで休校を要請した。そのため、学校給食は春休みが終わるまで停止する見込み。全国の学校給食向けの牛乳消費量は1日約2000トンあり、休校で飲用向けの生乳需要が大きく減少するとみられ消費拡大が課題だ。

運動は同会館に入るJA道中央会、道信連、ホクレン、共済連北海道の北見支所の他、オホーツク農協連、道農業公社、JA北海道情報センター道東営業所、農協観光北見支店、北見地区農民連盟が参加する。これらの団体で組織する同会館管理運営委員会で決定した。

同委員会の事務局を務めるオホーツク農協連の浅野正昭専務は「ウイルスの感染拡大で大変な状況の中、自分らができることから始めようと取り組んだ。牛乳以外の農産物なども消費拡大を呼び掛けたい」と話す。

[[消費者にメッセージホクレン]]
牛乳の消費拡大の取り組みは徐々に広がっている。ホクレンは6日、学校給食の休止を受け、消費者に牛乳やヨーグルトなどの飲食を呼び掛けるメッセージを発表した。牛乳・乳製品の需要減少が懸念される中、需要喚起を図る狙い。

牛乳・乳製品を利用した料理レシピなどを紹介する、ミルクランド北海道のホームページやインターネット交流サイト(SNS)「インスタグラム」を伝えた。ホクレンは「自身や子どもの健康、生産者を支えるため、協力してほしい」(生乳共販課)とする。

[[よつ葉も後押し]]
よつ葉乳業は、牛乳の消費拡大に向けて、従業員約800人に対し福利厚生のために設置している牛乳をより積極的に飲んでもらうよう呼び掛けている。コーヒーに牛乳を混ぜることなども提案する。家庭でも、料理やデザートに牛乳を積極的に使ってもらう。同社は「まずは従業員自らが意識を高めてもらい、消費拡大を後押ししたい」と話す。

掲載日:2020/ 03/ 07(土) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1北海道