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JAきたみらい 地元牛乳の購入呼び掛け製造再開

2020.05.26

オホーツク管内のJAきたみらいは4月上旬、新型コロナウイルスの影響で製造を中止していた地元の牛乳の購入を呼び掛け、製造を再開させた。地元の声を受けた取り組みが、消費拡大と地産地消につながった。

JA管内の生乳で生産する「きたみらい牛乳」は、新型コロナウイルスの感染拡大で、地域のホテルや飲食店が次々に休業したことから、牛乳の消費が落ち込み3月に製造を休止した。

しかし、温泉施設から「客足が少なくても地元産を使いたい」との要望を受け、同JA役職員や農業関係団体など約400人に購入を呼び掛けた。その結果、250キロを超える消費となり、地域の連携が製造に必要な量の確保につながった。牛乳は5月28日までに届けられる予定だ。

「きたみらい牛乳」はJAの合併以来、地元の優良な牛乳をアピールする方法はないかと、きたみらい酪農振興協議会や同JAが各方面に働き掛けて実現した。

同協議会の中島英樹会長は「少ないながらも確実に地域に根差してきていただけに、簡単にはやめられない。新型コロナウイルスの影響で、生乳や乳製品の消費量が減少する中、市販される大手の牛乳もぜひ、手に取ってもらいたいが、ミニブランドの火も消さぬよう、消費者の皆さんの理解をいただきながら進めていきたい」と話す。

JAでは今後も牛乳消費の低迷が続くようであれば、積極的に消費拡大運動を実施していく予定だ。

掲載日:2020/ 04/ 28(火) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1北海道