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学給レシピずらり12種 地場産拡大へ開発 十勝青年部協と帯畜大

2017.02.22

十勝地区農協青年部協議会は22日、帯広畜産大学の農業系サークル「あぐりとかち」と共に開発した12種類の学校給食用メニューをお披露目した。関係者による試食会では好評だった一方、実際の提供に向けては検討を要する課題も提起された。十勝青年部協の村田辰徳会長は「簡単に実現できるものではないが、1カ所でも学校給食に取り入れてもらえるよう頑張りたい」と意欲を示した。

同協議会では十勝産食材消費拡大の一環として、3年前から「あぐりとかち」と連携し、新メニュー開発を進めてきた。1年目はプロの料理人に試食してもらい、昨年は管内飲食店向けのメニュー開発を試みた。

今年は農村ホームステイでつながりができた管内栄養教諭に協力してもらい、学校給食用メニューの開発に取り組んだ。同協議会の「食農理解推進委員会」が担当した。

7月以降、3班に分かれて、各4品を完成させた。同日の試食会は芽室町で開き、同協議会と「あぐりとかち」から21人が参加した他、帯広市や市学校給食センター、市PTA連合会などから8人を招いた。

新たな発想に基づくメニューはどれも好評だった。1班は「じゃがいものトルティージャ」「じゃがいものニョッキ」「ミルク豚汁」「和風カレー」、2班は「長芋スープ」「長芋ピザ風」「チーズケーキ」「野菜パン」、3班は「勝ちこみごはん」「十勝野菜のイタリアン肉じゃが」「ツナシリコーン(ニンジンとツナコーンのシリシリ)」「とろたまスープ」を披露した。

招かれた関係者からは、実現に向けて課題の提起もあり「調理する施設設備に差がある」「食材によっては1次加工された状態でないと、採用が難しい」「パンは地元業者の協力が取れるか」「地元の食材を利用できない地域もある」などが挙がった。

村田会長は「当初は想定していなかったさまざまな課題があり、実現には時間を要するが、頑張りたい」と述べた。

家畜生産科学ユニット2年生であぐりとかちの藤真実子代表は「これからも、子どもにも大人にも十勝の食材を知ってもらう活動をしたい」と述べた。

掲載日:2017/01/24(火) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道