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手作り生こうじヒット 農閑期利用し6次化めざす 日高町の女性グループ

2017.05.22

日高管内日高町里平地区の農家女性グループ「里平食楽カモミールの会」が、農閑期を利用して生こうじを商品化。2、3月に初めて販売したところ、製造分を完売した。こうじ造りは6次化などを目指して取り組んだ。メンバーは今秋からの製造再開に向け、農作業に張り切っている。

メンバーは、代表の田中静子さん(58)と佐藤康子さん(60)、椎名尚子さん(63)、渡辺幸子さん(64)。それぞれ水稲やピーマンの栽培や酪農などを営む。

4人は、同町で100年以上にわたって親しまれた老舗「たかはしこうじ店」に伝わる、手作り伝統製法を4代目として受け継いだ。田中さん方の物置を改装して昨年12月、こうじを造る場にした。

地元産米「ななつぼし」を使い、「生米(うまい)こうじ」の商品名で販売する。インターネットでも販売したところ、稚内や釧路など道内各地から注文が寄せられた。2カ月間で200件を超える注文を受け、約1380キロを販売した。

発酵食品ブームもあって甘酒や漬物の塩こうじの他、みそ造りにも使われた。塩こうじやしょうゆこうじ、甘酒の作り方のレシピも好評だった。

同地区は二十数戸の農村地域。こうじ造りは、6次化と地域活性化につなげたいと始めた。田中さんは「スタートしたころは不安だったが、毎日が充実して楽しかった。11月ごろからおいしい新米でこうじ造りを再開したい」と意気込みを語る。

掲載日:2017/04/22(土) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道