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野菜60種類栽培 軽トラ市で直売 農山漁村共同参画優良活動表彰 新冠町の佐々木碧さん 精力的に農の魅力発信

2017.05.22

日高管内新冠町の農業・佐々木碧さん(29)は、新品種や珍しい野菜など約60種類を栽培。「軽トラ市」で直売する他、子どもらに野菜作りを指導するなど農業の魅力を発信する。2016年度、農山漁村男女共同参画優良活動表彰の「組織における女性登用部門」で、農水大臣政務官賞を受賞。「女性ならではの目線で情報発信していきたい」と意気込む。

佐々木さんは酪農学園大学を卒業後、実家に戻り就農。小さい時から父の泉澤雅彦さん、母の真知子さんの働く姿を見て「農業に生きがいを感じ、おいしい野菜を育てたい」と思ってきた。現在、ハウス30棟でアスパラガスやピーマンを栽培する傍ら、新品種や珍しい野菜などを栽培。「みいやん農園」の名で、町の「軽トラ市」や近隣町などで直売してきた。今年も5月4~6日に道の駅サラブレッドロード新冠で開かれる、地場産品即売会で農家や漁師らと農林水産物などを販売。6月から始まる「軽トラ市」にも、野菜などを販売する予定だ。

野菜の魅力をさらに広めたいと、野菜ソムリエの資格も習得。農業体験を積極的に受け入れ、野菜作りも指導する。14年には全国最年少の27歳で、町農業委員にも就任した。その他、道内農業女子ネットワーク「はらぺ娘」や4Hクラブ、全国農業青年クラブ連絡協議会北海道ブロックの役員としても活動する。

昨年2月に雅彦さんが突然亡くなった。佐々木さんは「いろいろな活動をしていたことで、父親の死を乗り切れた。落ち込む暇がなかった。多くの人との出会いで前向きに進めた」と話す。農山漁村男女共同参画優良活動表彰の授賞式には、真知子さんと妹の瑞さんも出席し、喜びを分かち合った。同賞の授賞式後に、竜さん(29)と入籍。新しい家族ができた。

今年は、ベトナムからの研修生2人も受け入れた。「ハウスもさらに増やし、生産だけでなく経営者としてもしっかり頑張っていきたい。若いママ友らにも農業の魅力を広めたい」と明るく意欲的だ。

掲載日:2017/04/26(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道