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高校生が考え小学生に食育 今年のテーマバレイショ「分かりやすく」が勉強に/帯広農高

2017.06.23

帯広市の帯広農業高校は、今年から市内の小学校2校と連携し「食育授業」を本格的に始めた。小学校3年生を対象に「高校生が教える食育授業」と題して実施。地元の児童に、十勝の農畜産物をより深く知ってもらう他、高校生も分かりやすく伝えようと勉強することで、農業への理解がより深まると期待する。

“教え 教えられ”成果

  

今年は十勝の代表的な農産物の一つ、バレイショをテーマとする。10日には稲田小学校3年生88人が農高の圃場(ほじょう)で、「植える」をテーマに、栽培方法などを学んだ。

昨年、同小学校から「3年生の調理実習で使うバレイショを提供してほしい」という依頼があったのがきっかけ。小学校と連携し高校生が教える食育授業は、十勝管内ではあまり例がないという。

農高からは、農業科学科3年生9人と教諭2人が参加。同科主任の松本奈緒子教諭が栽培について「ポテトプランターという機械で、普段食べている芋とは違う種芋を植える」などと丁寧に説明。児童は高校生の説明を受けながら種芋の植え付け作業やポテトプランターを見学した。

平野康朔君(8)は「運転者1人で自動で作業すると思ったら、後ろに4人も乗っていて驚いた。秋の収穫が楽しみ」と話した。

児童を指導した藤川樹さん(17)は「ゆっくり分かりやすく話すことを心掛けたが、普段使う用語を使えず大変だった」と振り返った。

授業は今後、7月に「バレイショが出来るまで」、10月は「収穫」をテーマに行う。豊成小学校でも6、9月に行う予定だ。

松本教諭は「学んだことを小学生に伝える。教えてもらうから教える側になると、普段使いなれている専門用語が使えないので勉強し、『学習の深化』につながる」と話す。

掲載日:2017/05/13(土) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道