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食と農でつながるニュース

農に触れ 食の大切さ学ぶ/別海町4Hク、JAこしみず食農教育授業、JAみねのぶ

2017.07.20

酪農知って町をPR 哺乳体験、児童も感動 別海町4Hク

根室管内別海町の若手酪農後継者らで組織する別海町4Hクラブ連絡協議会は5月31日、町内のイベント会場で「2017年度カウカウスクール」を開いた。子どもらに酪農の楽しさと食べ物の大切さを教えた。同スクールのテーマは「君たちに知ってほしい“牛ちゃん”」。今年で14回目になる。別海中央小学校の4年生2クラス66人が参加した。

児童は1年間、総合学習で地元基幹産業の酪農と漁業を学ぶ。学習の成果はパンフレットにまとめ、自作の歌やゆるキャラ、新聞記事で表現するなど、同町をPRする。

写生帳やノートを手にし、3班に分かれた児童は、同クラブ員が牛について説明した内容を書きつづっていた。生後7日ほどの雄子牛3頭にミルクを飲ませる、初めての哺乳体験では「子牛のおなかがすいていて、飲ますとき暴れた」などと生き物との触れ合いに感動した様子だった。

同協議会の遠藤貢紀会長は「牛に興味を抱き、牛乳を好きになってもらうきっかけにしたい」と話していた。

職員が先生役地域の魅力も JAこしみず食農教育授業

オホーツク管内JAこしみずは5月31日、小清水町の小清水中学校で「地域から学ぼう〜農業を通じて小清水町を知る」をテーマに、食農教育授業を開いた。今年からの新たな取り組み。JA職員らが講師を務め、2年生の39人が、総合的な学習の時間に町の基幹産業である農業について11月まで計15回、37時間学ぶ。

講義や農作業体験、視察などを通じ、農業の魅力や地域との関係性、働くことの意義、食の大切さなどについて、理解を深めてもらう。

1回目の授業は、講師を務めるJA営農部企画情報課の狩野宗之さんら3人が自己紹介し、農業情勢について講義した。授業では、日本は世界で中国に次いで第2位の農産物輸入国で、食料自給率がカロリーベースで39%、北海道は208%になっていることなどを説明。狩野さんは「ご飯を1日に、もう一口食べると食料自給率が1%上がる。みんなの意識で食料自給率を向上させていきましょう」と呼び掛けた。農業・農村やJAの役割などについても学んだ。

齋藤琉愛さん(13)は「食料自給率が、低いことを知って心配。これから学ぶ農業体験や調理体験を楽しみにしている」と笑顔で話す。

狩野さんは「農業者の思いに触れたり、実際の農作業を体感することで、地元農業の素晴らしさや、食の重要性の再認識と小清水町への愛着を育んでもらえればうれしい」と意欲を示す。

生協組合員田植え体験 JAみねのぶ

空知管内JAみねのぶと札幌市民生協は5月28日、美唄市で消費者家族らによる田植え体験を行った。同生協の南空知・石狩B地区の組合員や関係者ら50人が参加し、「お米を知る体験」をスタートさせた。

生協の組合員家族の他、田植えの経験がない同JA新入職員らも体験。幼児も泥だらけになりながら、元気に参加した。苗籠に「ふっくりんこ」を入れ、豊作を祈りながら1株ずつ植えた。

田植えをするのは9年目。食育の一環として1年を通して米作りを知ってもらう。JA青年部が手伝い、女性部は昼食のカレーライス作りに協力した。

田植え後、JAや生産者が取り組む環境に優しいハーブ米や、ドジョウを放流して安全性を証明した土生(どじょう)米などについて説明。米の生育の観察や夏休みの自由研究に使えるようにと用意したバケツ苗にも、ドジョウを入れる子どももいて盛り上った。

田植えに参加した岩見沢市の小学2年生、柳澤壱さんは「前にも田植えをした。真っすぐ植えるのが難しかった」と感想を話した。

掲載日:2017/06/03(土) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道