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道産米イメージ一変 食の情報発信 道米販売拡大委セミナー

2017.09.01

北海道米販売拡大委員会は1日、帯広市のとかちプラザで、「『お米と地元グルメで呼びこむ』地産地消と地域振興セミナー」を開いた。道産米と十勝産食材のコラボレーションで地域振興につなげる取り組み。子ども連れや関係者ら約80人が来場し、多様な道産米の食味と特性に驚いていた。

セミナーは2回目。JTBグローバルマーケティング&トラベルは、海外観光客の重要性と対策のポイントを説明した。「2016年度に北海道を訪れた観光客は5477万人で、1778万人が宿泊した。15年度の年間観光総消費額は1.3兆円で、外国人は1人当たり12万円以上使い、道内客の9人分、道外客の2人分を消費している」と話した。その上で「国内外ともに食への期待が大きい。食材の説明だけでなく、日本の食を分かりやすく伝えることが大切。1次産業と観光産業が連携し、地域を振興することが急務」とした。

ホクレン農業総合研究所食品検査分析センターの飯野遥香さんは「道産米は品種が豊富で、食味の特徴もさまざま」と紹介した。同センターは官能評価法、理化学測定法を用いて米のおいしさや特性を調べており「すし飯」「おにぎり」「スープカレー」に合う道産米の組み合わせも紹介した。

料理研究家で管理栄養士の坂下美樹さんは「日本型食生活はご飯を主食とし、主菜・副菜に加え、牛乳・乳製品や果物も加えたバランスのとれた食事。米は炭水化物の他、さまざまな栄養を含む。炭水化物抜きのダイエットは、集中力の低下や疲れやすい、肝臓機能の低下などの危険性がある」などと説明した。

また、十勝の食材を取り入れた「新・十勝カフェ弁当」を提案。「枝豆おこわ」「十勝マッシュとビーフシチューのライスコロッケ」「ナガイモと鮭の豆腐クリームグラタン」「ビーツのピクルス」が入っており、参加者が試食した。

帯広市から参加した荒井明子さん(40)は「米は品種によって味だけでなく、性質も異なることを知り、道産米へのイメージが一変した。子どもが弁当のおこわを気に入っていたので家でも作りたい」と話した。

掲載日:2017/07/05(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道