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帯広農高生 食育先生に 責任感芽生え 成長に驚き 小学校2校と連携

2017.11.20

帯広市の帯広農業高校は今年から、市内の小学校2校と連携し、食育連携授業に取り組んでいる。農業科学科2年生が中心に、地元農産物を深く知ってもらう「授業」を自分らで企画・運営する。「分かりやすい授業」を目指し試行錯誤。何とか成功させようという責任感が、生徒の成長にもつながった。2日、同市の稲田小学校3年生88人を招き、今年最後の授業を行った。

生徒主導で授業企画

今年はバレイショをテーマに行った。植え付けから収穫までを小学生に授業した。稲田小学校は3回(5、7、10月)に分け、豊成小学校は2回(6、9月)、出前授業した。

2日は5月に植え付けた「有機JAS認証畑」でバレイショを収穫。品種の名前、どんな料理に使われるか、芽に毒があるかなどを生徒がクイズにして盛り上げた。ポテトハーベスターでの収穫も実践し、塩ゆでしたバレイショを味わった。

中山涼雅君(9)は「ポテトハーベスターや芽に毒があることを初めて知った。帰ってお母さんに話したい」と楽しそうに語った。

授業のチーフを務めた河口湧太さん(16)は「難しい言葉を使わずに分かりやすく説明することが難しかった」と振り返る。「今までリーダーのような役割を担ったことがなかった。自分らで企画するのは大変。想定外の問題も生じたが、自分で考え臨機応変に行動することもでき、成長を実感している。将来に生かしたい」と語った。

指導した松本奈緒子教諭は「生徒らが自分たちでチーム分け、リハーサル、当日の運営まで進めてきたが、本当にできるのか心配だった」と話す。授業を通じ「企画を成功させたいという強い責任感と結束が、クラス全体に芽生えてきた。その成長に驚き感動している」と手応えを語った。

掲載日:2017/10/05(木) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2海道