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「九条ネギ」事例にブランド力学ぶ/帯広市と帯広畜産大学

2018.02.26

帯広市と帯広畜産大学は1月下旬、帯広市の同大学で、「フードバレーとかち人材育成事業」の2017年度報告会を行った。農業法人・こと京都の山田敏之代表が基調講演。修了生、研修生ら約70人が参加した。

山田代表は95年に就農した当時、8種類ほどの野菜を生産、年商400万円ほどだったが、10億円を超える法人に成長させた。生産を九条ネギに絞りカットネギの加工や養鶏事業への取り組み、生産体制のグループ化や衛生体制の強化、独自の研修制度を紹介した。

加工は「京都は土地が限られている。単価を上げるために取り組んだ」と説明。6次産業化については「一番大切なのは売り方。ブランド戦略として一番力を入れたのは、現場を伝えること。情報提供することでクレームも激減した」と話した。

農業生産工程管理(GAP)の認証取得をはじめ、衛生基準の強化も進めている。「来年中には、グループ内の生産者で取得を目指している。GAP認証した九条ネギが安定供給できるのは強み」と話す。独自の「独立支援研修制度」では、就農希望者が就農後に生産したものは、全量買い上げる。そして「今は農業でもうけて拡大するチャンス。十勝の農畜産物はブランド力が強い」とエールを送った。

掲載日:2018/02/06(火) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道