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6次化ヒント探る ヒット商品の経緯紹介/道中央会が研修会

2018.02.26

JA道中央会は13日、札幌市で「JAグループ北海道6次産業化人材育成研修会」を開いた。組合員の所得向上や地域活性化に向け、JAの6次化を進めるのが狙い。JAの取り組み事例や行政などのサポート、支援体制の他、商品開発に向けたビジネスプランの作成方法などについて理解を深める。15日まで。

JAあさひかわ米穀農産課の上原由大氏が「ゆめぴりか甘酒」を開発した経緯を紹介した。

2017年のJAグループ6次化商品コンテストで大賞に輝いた逸品。主産品の米から加工品を作れないかという話から、生産者、農業法人、生活改善グループと連携してスタート。自然の甘味を引き出したさっぱりした味、利幅を削ってでも安く販売することをコンセプトに試作・製造したことなどを説明した。

17年7月までの1年間で、販売計画3万本の2倍近くを売り上げ、収入の多角化や担い手の生産意欲の向上、JA農産物のPRなどにつながったと話した。

JA釧路太田営農畜産課生産振興係長の石倉建太郎氏は、地元産で製造する「あっけし極みるく65」の牛乳、アイスの開発・販売について紹介した。酪農専業のJAとして「地元の牛乳を作りたい」と商品化。新たな担い手や生産意欲向上には、「魅力ある地域づくり」が必要とし、地域住民や消費者に向けたJAサポーターづくりにもつながると、「みるく工房」を建設した。

道の駅での販売やふるさと納税、学校給食にも納入し、16年は売り上げ164万円の計画に対し、323万円の実績となった。生産者からも好評で、乳質への意識が高まっているとした。開発に当たっては「売り先の確保や保健所に小まめに相談することが重要」とアドバイスした。

掲載日:2018/02/14(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道