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仲間広げる好機 札幌市でフォーラム 食農教育の事例紹介/JA道青協

2018.02.26

JA道青協は24日、食農教育をテーマにしたフォーラムを札幌市で開いた。道青協が進める教員が農村にホームステイする事業について報告した他、食農教育の課題を考えるパネル討議もあった。参加者は農業・農村の理解促進につながる、青年農業者らによる食農教育の役割を確認した。

道やJAグループなどでつくる「農業・農村ふれあいネットワーク」と共催した。農業者や教育、行政の関係者約130人が参加した。道南地区農協青年部協議会の伊藤司会長は、教員が農家の自宅で1泊2日して農作業を体験する「農村ホームステイ」の実績を説明した。受け入れ人数は徐々に拡大し、政府の「食育白書」に取り上げられ全国的な知名度が上がったと報告。伊藤会長は「サポーターづくりだけでなく、青年部員が農業の価値を再認識して自信を持つきっかけになっている」と強調した。

空知農業協同組合青年部連合会の神尾誠前会長も登壇し「1泊すれば、農家のありのままの生活を分かってもらえる」と指摘。釧路地区農協青年部協議会の大野尋人会長は「命の大切さについても、教員と話し合えた」とした。オホーツク農協青年部協議会の米森弘会長は、子ども向け農業体験の取り組みを紹介した。

パネル討議では、道青協の安達永補副会長が北大農学研究院の小林国之准教授や道職員らと食農教育の課題などを話し合った。安達副会長は、ホームステイを受け入れた教員と天候が悪い際に心配して連絡を取り合う関係になったと説明。「今後は、農家以外の地域の人たちとも相互扶助していく時代。受け入れのハードルが高い場合もあるが、仲間づくりにつながる」と強調した。

掲載日:2018/02/26(月) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道