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エゾシカ堪能できる町に 「食堂」と「ホエーカツ」活用/中標津町 地域雇用創造協議会

2018.04.27

根室管内の中標津町地域雇用創造協議会は8日、同町で2017年度実践メニュー商品公開セミナー(食分野)を開いた。ブランド化を進める地域食材を活用した調理済み冷凍食品「中標津食堂」と、ジビエ料理で店舗型メニュー「なかしべつエゾシカホエーカツ」の活用の可能性を検証した。同協議会は「エゾシカを堪能できる町」を目指し、商品アイデアを引き継ぐ事業者を募る。

・メニュー商品を公開

統一パッケージに冷凍調理品を収めた「中標津食堂」は“町全体がひとつの飲食店”というイメージだ。食のプロが監修する「ひと手間でお店の味を楽しめる」をコンセプトに冷凍具材2種類を公開した。

2月には味や価格などを42人のモニターが検証。7割が「町内での販売を希望」、5割が「贈答、手土産に使う」と答えた。同協議会は「高級食材を使った高単価な商品も売れる」と報告。JA中標津購買部の長渕豊部長は「魚類などと冷凍発送することで売り上げは期待できる」と評価した。

「なかしべつエゾシカホエーカツ」を使った店舗型メニューは、昨年11月の20日間に町内8店が取り組んだ。「鹿ホエーカツ定食」「ホエーシカのエスカロップ」など各店1種類ずつ提供した。ホエー(乳清)は、チーズ製造過程で発生する副産物。肉のうま味を引き出し、軟らかくする効果がある。

全店で450人が試食し6割が「鹿肉のイメージが良くなった」、4割が「地域のPRに最適」と答え、ブランドイメージの確立に期待を寄せた。イタリア料理専門の両角真琴シェフは「地元の多様な食材と鹿肉のコンビネーションが楽しい」と語った。

同協議会は食や観光、林業分野の商品開発と雇用拡大を目指し活動する。

掲載日:2018/03/15(木) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道