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ピザ専用粉開発へ 国内メーカー初 国産小麦100%使用/江別製粉

2018.04.27

江別製粉(北海道江別市)は、国産小麦を100%使ったピザ専用粉の開発に国内メーカーで初めて乗り出した。本場・イタリアのナポリピッツァの製法に対応する商品で、焼き上がりの良さなどが特長だ。同社は5、6月の発売を目指す。

ナポリピッツァは、2004年に欧州連合(EU)がTSG(伝統的特産品保証)として認定。使う原料や窯の取り扱い、焼き上がり具合などが伝統的な製法に沿って定められている。

国内でも本格的なナポリピッツァを提供する飲食店は増えているが、原料のほとんどは輸入品だ。同社は「EUの規格に適合した専用粉であれば商機が見込める」と期待する。

TSGで定められた小麦の水分量やタンパク質含有量などを満たす専用粉を北海道産小麦100%で作ろうと、同社は昨年11月から開発を進めてきた。北海道産の薄力系「きたほなみ」をベースに、強力系の「キタノカオリ」「ゆめちから」などを配合する。イタリアの専門機関に規定準拠の検査を依頼中だ。

2月にはピザ職人、飲食店経営者らを招いて試食会を開き、専用粉で作ったピザを提供。「思ったより軽い食感」「粉の風味が強い」「縁の焼き上がりがきれい」といった感想が上がった。

同社の安孫子俊之社長は「発売後もピザの作り手から意見を積極的に取り入れ、国産小麦の使用拡大に貢献したい」と力を込める。

掲載日:2018/03/08(木) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:流通経済 中面