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パフェ作り授業に成果 期間限定で販売 生徒のアイデア企業も評価 よつ葉乳業中学校と連携

2018.05.22

よつ葉乳業(札幌市)が市内の中学校と連携し、商品開発の授業を支援する取り組みが成果を上げている。生徒が消費者ニーズを分析し、女性をターゲットにしたパフェを考案。審査して優れた作品を期間限定で同社で発売する。昨年の作品は、販売ペースが通常の商品を上回るなど好評だった。

学校側も、生徒が企業の指導を受けることで成長していると実感する。参加するのは、北星学園女子中学高等学校の中学3年生。授業の一環で、企業と連携した商品開発を手掛けている。

同社との取り組みは2年目。生徒がグループに分かれ、同社の直営店「よつ葉ホワイトコージ札幌パセオ店」で提供するパフェを考案する。同社が示す開発テーマに合わせ、半年をかけて案を練る。同社は開発に関する授業や、試作品への助言などで協力する。

3月中旬には、同社が今年の入賞作品を決める審査をした。最優秀には、オレンジとビターチョコレートを合わせた「オランジェットコースター・パルフェ」が選ばれた。

オレンジのムースやガトーショコラなどで層を作り、煮詰めたオレンジを飾り付ける。落ち着いた色合いで高級感を表現した。ターゲットは20~40代の働く女性。「おしゃれで大人っぽい組み合わせ」(同社)が評価された。

開発したグループの班長・大山百合さん(15)は「パフェの層が混ざったときに、全ておいしく食べられるよう考えた。作ったものが商品化されるのは、夢みたいで光栄だ」と話した。

同校は、地元企業と連携した授業に手応えを感じる。黒岩萌実教諭は「(作品は)アドバイスをもらい練り込まれていき、発信力や提案力につながった。お客さんを意識したことで、生徒が本気になれた」と話す。

同社の永谷政弘常務は「先入観のない中で商品を作る生徒のアイデアは、メーカーにとって非常に参考になる意見だ」と高く評価する。

掲載日:2018/04/07(土) 提供元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道