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支援プロジェクトが始動 子ども食堂に食材/JAグループ北海道、生協連など

2018.05.22

JAグループ北海道や北海道生協連などが参画する「こども食堂北海道ネットワーク」による、子ども食堂支援プロジェクトが11日、本格的に始動した。JAや生協が協同を発揮し、子ども食堂に食材を贈る取り組みで、同日はJA新しのつが、札幌市の子ども食堂「ぐれ~す」に同JA産の米「ななつぼし」を提供。集まった子どもらが味わった。

・児童「友達と一緒 楽しい」

札幌市内の子ども食堂や行政などが参画する同ネットワークは、子ども食堂運営の課題や問題の共有、JAや生協などとの連携が活動の柱。これまで米の支援をテーマに検討してきた。今回、JA新しのつの協力によって初めて、JAからの食材提供が実現した。今後もJAに広く協力を呼び掛けていく考え。

同日は、同食堂がJA新しのつ産米「ななつぼし」を使い、いなりずしやちらしずし、「枝豆ご飯」などをバイキング形式で提供。料金は大人300円、子ども100円。約40人分の料理は、次々に盛り付けられた。小学6年生の児童は「お米はおいしいし、友達と一緒で楽しい。また来たい」と笑顔を見せた。

JA新しのつは同日、同食堂に「ななつぼし」10キロを贈呈。水稲栽培の話題も提供した。年間120キロを贈る予定で、同食堂の亀岡純子代表は「米は必ず使う食材でありがたい」と喜んだ。

JAグループ北海道は昨年度から、サッカーJ1の北海道コンサドーレ札幌や北海道教育大学などとも協力し、子ども食堂を支援する。JA北海道大会で決議した「地域のつながりを守るための生活基盤づくり」の一環。今後も地域の食材を提供する他、JA組合員や役職員を講師に出前授業などを開催し、支援策もまとめる計画だ。

北海道と札幌市の調査では、道内の子ども食堂数は、2018年1月の時点で38市町村131カ所と、16年12月の調査から1年ほどで2倍以上に増加。道によると、子どもの居場所づくりに対する意識の高まりや、行政の施策展開などが要因という。

掲載日:2018/04/13(金) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:JA中面