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ふるさと返礼品 アイス人気 販売数2倍で施設拡大 地域活性化に期待 JA稚内[JA自己改革の軌跡](5月)

2018.06.26

宗谷管内JA稚内は、地元産生乳を使った牛乳・乳製品の製造を拡大している。中でもアイスクリームは、稚内市のふるさと納税の返礼品として人気を集め、販売数が約2倍に急伸。増産を受け、2017年にJA事務所の一角に加工施設を新設した。JAは地元の特産品として商品の売り込みを強め、地域活性化に結び付けたい考えだ。

JAは07年に、地場産生乳を使った「稚内牛乳」の製造・販売を開始。ソフトクリームやアイスクリーム、飲むヨーグルトも展開している。商品開発と製造の専任職員1人を置き、パート従業員7人を雇用。販売促進は経済部が担う。

商品は、同市内のJA直営店舗で製造してきた。16年、アイスクリームがふるさと納税の返礼品に採用されたことを機に、年間の販売数が従来の2倍近い約12万個に増加。アイスクリームの増産や、飲むヨーグルトの新発売に対応するため、JA内にも加工施設を造った。新施設には、事務所の改装や機械の導入などで約2000万円を投資した。

JAは、稚内の地名を冠した商品が観光客へのPRにつながることを重視。将来、新規就農や移住の候補地として認知されることを期待し、販路開拓を続けてきた。賞味期限が短く販売が難航していた牛乳は、飲むヨーグルトと組み合わせての注文を提案。少数から扱うよう働き掛けるなど、工夫を重ねる。

JAは「商品販売の最終目標は酪農の繁栄。牛乳や乳製品を味わった人に、もう一度稚内を訪れたいと思ってほしい」(経済部)とする。

掲載日:2018/05/03(木) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道