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食と農でつながるニュース

田植えして食に感謝/JA北海道中央会など

2018.07.24

・“教諭の卵”が実習 JA北海道中央会など

JA北海道中央会などは1日、江別市で北海道教育大学の学生らを対象に農業体験学習「稲作体験塾」を開いた。同大学札幌校1年生24人が、20アールの水田で田植えを体験した。今年で11年目。今回初めて、学生らが地元の保育園の園児らと食農交流もする。

JAグループ北海道と同大学は2007年に食農教育に関する協定を結び、教諭を目指す学生らを対象にした農業体験学習を実施している。今回は中央会と同大学札幌校、同市の自治会組織・江北まちづくり会が主催。同会の三角晴美さんの水田で田植えをした。

学生らは、育苗ハウスから苗を出し、慣れない手つきで「ゆめぴりか」を手植えした。田植え機でも植え、作業の早さを競った。

参加した学生らは家庭科や技術科の教諭を目指す。永野朱梨さん(18)は「田植えの大変さや土の感触を伝えたい」と話した。今年度は同市北光保育園の園児らとも交流する。8月には園児らのおやつやおもちゃ作り、食育体験を実施。9月の収穫時にも交流を計画しており、学生が園児に食農教育をする。

同大学の根本亜矢子特任講師は「将来教える立場になったときに、今回の経験を生かしてほしい」と話した。田植えの講師役を務めた生産者の三角将広さん(31)は「普段何気なく食べているご飯の裏にはいろいろな手間が掛かっているということを知ってほしい」と期待を込めた。

・函館大妻高校 はだしで水田手際よく作業

函館市の函館大妻高校食物健康科1年生の28人が5月28日、北斗市の白戸昭司さん(59)の水田で田植えを体験した。今年で12回目。

JA新はこだて本店米穀課の森川功輔係長が田植えの方法を説明した後、生徒ははだしで水田に入り、楽しそうに田植えをした。小学生の時に田植えを経験した生徒もおり、手際のよさに白戸さんらは感心していた。

初めて田植えを体験した生徒は「足に伝わる土の感触にすごく驚いた。田植えは徐々に慣れ、最後の方は上手にできたと思う」と笑顔で話した。

白戸さんは「昨年より生徒が少ない中でも、昨年以上の面積に苗を植えることができ、生徒の頑張りに驚いた。楽しみながら真剣に取り組んでくれてうれしい」と話した。

生徒は秋に稲刈りを行い、収穫した米で創作料理を作り、発表会を行う予定だ。

・JA新すながわ 児童ら体験通し地域産業学ぶ

空知管内JA新すながわは5月25日、毎年恒例の小学生の田植え体験学習を行った。奈井江町の奈井江小学校5年生31人が同町瑞穂1区の笹原幸二さん(34)の水田を訪れ、一本一本丁寧に苗を植えた。

地元の基幹作物である米作りを授業に取り入れ、地域産業を学んでもらうのが狙い。児童は笹原さんの説明などを聞いた後、ゆめぴりか生産協議会役員らの指導を受けながら挑戦した。

あいにくの曇り空で寒さに震えていたが、水田に入ると泥だらけになりながらも1時間30分ほどかけて5アールに「ゆめぴりか」を植えた。今後は稲の生育を観察した後、秋に収穫を体験する予定だ。

・岩見沢市 市長が現場視察農家に激励送る

岩見沢市の松野哲市長は5月下旬、同市栗沢町砺波地区で水稲の育苗、田植え作業などを5戸共同で行っている砺波大規模育苗組合を訪問した。

同組合の宮森薫組合長とJAいわみざわの村木秀雄組合長が、苗の生育や作業の進み具合などを説明。松野市長と村木組合長は田植え機に「ななつぼし」の苗を積み込む作業もした。

宮森組合長は「今年の田植えは平年並みのスタート。水田の状態も苗の生育も順調」と話した。

松野市長は「生産者の努力が実り、今年も豊穣(ほうじょう)の秋を迎えられることを願っている」と激励した。

掲載日:2018/06/02(土)  掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道