JAグループ北海道

食と農でつながるニュース

学給で特産 味わって

2018.07.24

十勝管内JA十勝清水町は、地域ブランドの発信と食育活動に力を入れている。将来、地元産の食材を選択する他、農業を職業として選択してもらおうという取り組み。その一環として、子どもらにJAブランドの食材を味わってもらうため、昨年は「十勝若牛」で作った「十勝清水牛玉メンチ」を、今年は6日に「とれたんと」のアスパラガスを学校給食に無償提供した。

・「地元選ぶ」 基準育む JA十勝清水町

「十勝若牛」は2012年に地域団体商標に登録された。「とれたんと」は、取れたての農産物をたくさん食べてほしいと名付け、14年にJAの登録商標にもなった。JAが製造する完熟たい肥「しみず有機」を使い、耕畜連携による循環型農業に取り組む。

管内の清水町には、小学校2校、中学校2校、保育所3カ所、幼稚園1カ所がある。6日の学校給食には、合わせて784人分の食材として、アスパラガス約30キロで作った「肉ミソ丼」を子どもらは味わった。

御影中学校1年生の太田來武さん(13)は「見た目はビビンバ丼のよう。アスパラガスが入ったことで甘さが加わりおいしくなった。とれたんとのことは初めて知った。地元産がたくさんあり、町の良さをアピールしている感じがする。これからも食べたい」と話した。

JAの串田雅樹組合長は「食を通じて農業に興味を持ち、農業を将来の職業選択肢の一つに加えてほしい。今後は保護者と子どもが一緒に体験できる食育活動も企画したい」と語った。

・安全・安心の食材提供 JAびばい

空知管内JAびばいは5日、美唄市内の小・中学校など12校の学校給食として使う美唄特産のアスパラガス60キロを同市教育委員会に贈った。星野恒徳教育長は「食育は地場産の安全・安心な農産物を食べることが大事」とお礼を述べた。

8日に「アスパラサラダ」、20日に「そぼろごはん」として、2日に分けて約1800食分に調理する。JAの岸定組合長は「子どもらの食育はもちろん、地域貢献の活動として、これからも取り組みたい」と述べた。

また、アスパラガスが給食のメニューに載る日に合わせ、JAの若手職員4人が講師を務める食育授業を2小学校の3年生112人に行う。JAは2015年から地域に根差した食育活動に取り組んでおり、アスパラガスの給食提供は今年で4年目。昨年からはタマネギと米「おぼろづき」も提供している。

掲載日:2018/06/13(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道