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官民で観光ビジネス 地域商社を発足…経済活性化へ一役 町、JA上士幌町、北海道ガスなど

2018.07.24

十勝管内上士幌町は、観光ビジネスで地域経済を盛り上げようと、官民共同で観光地域商社「karch(カーチ)」を立ち上げた。年度内に地域の事業者らが主体となり、日本版DMO(観光地域づくり推進法人)への申請を目指す。12日に同町で設立総会を行った。

同町では昨年9月、「資源循環・エネルギー地産地消の町づくり」に向けて町、JA上士幌町、北海道ガスなどが連携協定を結んだ。町内で建設中のバイオガスプラントで発生する電気の供給や、熱などを利用した事業展開に合わせ、観光産業による町づくりを進めている。今回の会社設立はその一環。

設立総会には関係者約20人が参加した。資本金は840万円で、町が500万円を出資する。

主な事業として、現在建設中のナイタイ高原レストハウス「ナイタイテラス」と、来年着工する予定の「道の駅」を運営する他、バイオマス発電を活用した電力小売業、旅行業や体験型観光メニュー作りなどを行う。

竹中貢町長は「町には豊富な観光資源があるが、ビジネス化ができていなかった。観光が町の基幹産業につながると期待している」と述べた。監査役に就任した同JAの小椋茂敏組合長は「プラントの運営を軌道に乗せ、排熱を利用した商品開発も進める計画。さまざまな地場産商品も提供するなど、連携を進めたい」と話す。

同社の若杉清一代表取締役は「食を核とした商品開発を進めたい。売れるものを作り販売し、生産者の所得向上につなげたい」と強調した。

掲載日:2018/06/18(月) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道