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6次化、地産地消へ 指導農業士ら/雄武町で

2018.08.31

 オホーツク管内指導農業士・農業士会とオホーツク総合振興局は7月中旬、雄武町で2018年度夏季研修会を開いた。管内の指導農業士、農業士や関係者ら40人が参加。農業生産法人でソバを栽培する 神門と種子バレイショを 栽培するブライトランド、チーズ工房を運営するブルーグラスファームの圃場(ほじょう)や施設を視察した。

 12年に設立した神門の石井弘道代表は、荒廃した耕作放棄地を毎年再生して規模拡大していることを説明。今年は韃靼(だったん)ソバの「満天きらり」を223ヘクタール栽培する。乾麺や焼酎などを販売する6次産業化と衛星利用測位システム(GPS)の導入や有機栽培認証、グローバルGAP(農業生産工程管理)の取得など、今後の取り組みを話した。

 13年からJA斜里町の種子バレイショ栽培を手掛けるブライトランドの石井昭蔵代表は昨年、5.5ヘクタール栽培して10アール当たりの正品が3.1トンだったことなどを説明。病害虫が発生しにくい、この地域での種子バレイショ産地としての可能性を紹介した。

 04年から6次化を進めるブルーグラスファームの渡辺和基代表は草地酪農に取り組む。家族4人で搾乳牛115頭を飼育。トラックやダンプなどを持たず、運搬は地元の業者に委託する。国道沿いに店舗を構え、乳製品を加工・販売していることなどを話した。

 同会の和崎陽一会長は「農業者が減少する中、地域を盛り上げようと、農業に取り組み始めている。6次化や地産地消を進め、地域振興につなげてほしい」と話した。

掲載日:2018/07/25(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道