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鷹栖町×旭川工業高等専門学校 農業問題解決へ連携

2018.08.31

 上川管内鷹栖町と旭川市の独立行政法人・国立高等専門学校機構旭川工業高等専門学校は7月中旬、鷹栖町役場で包括連携協定を締結した。同校は昨年から、地域産業振興を担う人材育成を強化。今年度は同町で基幹産業の農業について、学生から提案があった課題を検証し、まとめていく。同町も「農業の活性化につながってほしい」と期待を寄せる。

 調印式では、谷寿男町長と同校の清水啓一郎学校長が協定書にサインした。協定締結のきっかけは、同校が進める人材育成の実習の場に同町が名乗りを上げたこと。谷寿男町長は「農業は町の基幹産業。しかし近年、少子高齢化、担い手不足など、多くの課題を抱えている」と指摘。その上で、「町の施設『あったかファーム』は試験、研究ができる。有効に活用していただき、農業の活性化につながってほしい」と話した。同ファームは新規就農を目指す人の研修施設として4月にオープンした。特産品の調査研究、情報通信技術(ICT)など新技術の試験などにも取り組む。

 今年度は同校の学生から提案があった農業課題を中心にして協力・連携する。学生29人(5年生)は昨年から、農業分野の課題について専門家による講義やインタビューを通して学び、グループ討論により課題解決方法を検討してきた。今年は課題解決プランの作成と発表に向け取り組む予定だ。

 テーマは▽小規模農業支援に向けた農業アプリの開発▽家庭菜園向け全自動栽培機の開発▽鹿による作物被害対策▽トマトジュースの成分分析による栄養価などの証明▽鹿骨の肥料化による再利用▽除雪作業の負担軽減に向けた除雪器具の改良――の6テーマ。同ファームの施設などを活用する。

掲載日:2018/07/28(土) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道