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食と農でつながるニュース

生徒ら農の知識深める

2018.10.01

・グリーン・ツーリズム 食育リーダー育成へ 岩見沢農高

岩見沢農業高校と空知総合振興局は7月25、26の両日、空知管内栗山町と長沼町で、1泊2日の「高校生のグリーン・ツーリズム(農村滞在型農業体験)」を行った。空知の次世代食育リーダー育成を目指し、地域農業者のもとで農業を学ぶ。同校で食農塾に取り組む2、3年生18人が参加した。

同校は生徒が先生となり、小学生に食と農について理解を深めてもらう食農塾を開いている。今年も田植えやアイスクリーム、ソーセージ作りなどを行ってきた。今回のグリーン・ツーリズムは、生徒も生産者から農業を学び、農業や食育への知識を深め、その魅力を食農塾の講義で小学生らに伝えていくのが目的。

出発式では山越奈々華さん(3年生)が、「受け入れてくれた方々の気持ちを忘れずに、しっかり頑張りましょう」とあいさつ。その後、18人の生徒は4班に分かれ、タマネギや野菜、花の農作業や農村の暮らしなど、2日間のグリーン・ツーリズムを体験した。

そのうち、長沼町の原ブルーベリー園では、ミニトマトの収穫や小型耕運機を使った畑耕しと種まきなど農業の基礎を体験。収穫したミニトマトでジュースを作るなど、農村生活の基本も教わった。他の班では、タマネギやバレイショの収穫作業、ベニバナの花摘みなどを通じ、農業に触れた。

窪田未佐樹さん(3年生)は、「自分らで収穫したミニトマトが甘くておいしかった。また、小型耕運機を使った作業は難しかったが、使ってみてとてもためになった」と話した。

・九条ねぎでピザ 商品化を学ぶ ニセコ高

 後志管内ニセコ町のニセコ高校は7月上旬、同町のニセコ高橋牧場にあるピザレストラン「マンドリアーノ」で、ピザの調理体験をした。京野菜の「九条ねぎ」を同店に提供する自然環境班の3年生4人が参加。九条ねぎを使ったピザ作りを教わり、農産物が商品に活用される過程を学んだ。

 同店は昨年から、生徒が授業で育てた九条ねぎをピザの具材に使っている。

 今年は、「ニセコ高校産の九条ねぎと鶏肉のピザ」を商品化。期間限定で、8月上旬ごろまでの販売を予定する。ピザには九条ねぎをふんだんに使い、素材の甘味を生かす。鶏肉は九条ねぎに合う食材として、生徒が提案し採用された。

 販売開始に合わせて同店を訪れた生徒は、実際に販売されるピザ作りを体験。同店の指導を受けながら、生地の成型から焼き上げるまでを自ら行った。

 今後は、同班が栽培する「万願寺とうがらし」をピザに使うことも検討する。収穫したものを持ち込み、同店に試作を依頼する予定だ。

掲載日:2018/08/01(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道