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自家製チーズ好評 6次化で牛乳PR/雄武町「ブルーグラスファーム」

2018.10.01

オホーツク管内雄武町のチーズ工房「ブルーグラスファーム」の自家生産チーズが好評だ。さまざまな商品を開発・販売しており、例えば2012年に開発した「モルディ」は、ゴーダータイプを熟成させたチーズで、深いこくと酸味が人気を呼ぶ。同ファームの代表を務める渡辺和基さん(57)は、大学時代に学んだ知識を生かしてチーズ作りを始め、6次産業化に取り組む。

同ファームは取締役で妻のさとみさん(57)と、息子夫妻の家族4人で草地酪農を展開する。草地面積は130ヘクタールで経産牛115頭を飼育。牛の負担を考え、1頭当たりの年間乳量は7000キロ。平均3.8産と乳牛の健康管理にも力を入れる。乳脂肪分4.3%以上、無脂乳成分8.9%以上と一年を通して、安定した高い乳成分を維持する。

同ファームはオホーツク海からわずか500メートルほど。海からの塩分やミネラルを含んだ潮風がチーズ作りに恩恵を与えてくれるという。

工房ではさまざまな商品を製造する。「イルフューム」は、同ファームオリジナルチーズ。酸味が強い。出来たてのカードを筒に入れ、ホエー(乳清)を抜いてスモークし、つるして熟成させる。「ミルクストリングス(プレーンとスモーク)」は、最も製造に力を入れており、爽やかさとこくを両立させた。

渡辺代表は「健康で元気な牛からおいしいミルクができる。将来は毎日の食事の中でも食べるようになるチーズを開発して、牛乳の消費拡大につなげたい」と意欲を示す。

同町豊岡の国道238号沿いにチーズ工房&ショップを構え、レアチーズケーキやソフトクリームなども販売する。インターネットや同町のAコープ雄夢店などでも取り扱っている。

掲載日:2018/08/17(金) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道