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「十勝ワイン」育てよう 人材育成へアカデミー

2018.11.01

十勝総合振興局は「ワインアカデミー十勝」を立ち上げた。ワイン産業、醸造用ブドウ栽培に関わっている人、これから考えている人らに広く参加を募る。北海道は2015年度から人材育成を目的に「ワインアカデミー」を展開するが、振興局では初の試み。道内ではワイン向けのブドウ栽培が盛んで、新たな十勝ブランドの起爆剤にしていく考えだ。

道内には昨年段階で35のワイナリーがあり、10年間で2.5倍増えている。しかし、十勝管内では池田町に1カ所あるのみ。同振興局は「管内でワイン用ブドウ栽培に挑戦する人は20事業所ほどあるが、厳しい冬に対応した栽培技術と苗の確保が大きな課題」と話す。

8月下旬、設立に向け記者発表した。当面の計画では、9月にキックオフミーティングを行う。11月には米国・コーネル大学の教授を招き、現地視察も含めた栽培技術研修会を開く。

アカデミー十勝に参加する「あいざわ農園」の相澤龍也農場長は、20年ほど前から帯広市で、ワイン醸造用のブドウを栽培しており、道の「ワインアカデミー」の1期生。道のアカデミーで「栽培・醸造・マーケティングの流れが学べ、自信にもつながった。多くの人に参加してもらい、共に夢を実現したい」と、関係者の参加を呼び掛ける。

息子の相澤一郎代表は「会の設立を契機にブドウ栽培を志す人が十勝に集まってほしい」と期待する。

同振興局の三井真局長は「十勝ならではの気候風土で育てたブドウを十勝のワイナリーで醸造し、十勝のさまざまな逸品と組み合わせたメニューを増やしたい。観光ともつなげた、新たな十勝ブランドにつなげたい」と意欲を語る。

問い合わせは同振興局産業振興部商工労働観光課、(電)0155(26)9047。

掲載日:2018/09/04(火) 日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道