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酪農に関心もっと 「まんがでわかる」シリーズで発刊『牛乳のひみつ』全国の小学校へ NHK朝ドラ追い風/よつ葉乳業

2019.05.21

よつ葉乳業(札幌市)は、学研プラス社の「まんがでよくわかるシリーズ」として『牛乳のひみつ』を発刊した。牛乳がどのように作られているか、どんな栄養を含むのか、酪農の歴史などを漫画で紹介している。全国の小学校や図書館などに2万5500冊を寄贈する。

同シリーズは教育現場の副教材として活用され、約40年にわたり子どもらに読まれている。今回で154作目。よつ葉乳業は牛乳、乳業、酪農について、子どもだけでなく、保護者にも正しい知識と関心を持ってもらいたいと制作に協力した。日本PTA全国協議会の推薦も受けている。

父親が実家の酪農を継ぐため北海道十勝地方に移住した幼なじみを訪ねた児童が、農作業を手伝い、他の牧場や同社の工場を訪問する。生産、流通、製品化までの流れを学んでいく。

放牧の他、つなぎ、フリーストールといった牛舎の種類や餌やり、搾乳の方法、搾乳ロボットなどの最新の機械、乳牛の習性や酪農家の一日の仕事などを紹介している。乳業工場では厳しい品質・衛生管理の中で牛乳を作っていること、牛乳・乳製品の種類などにも触れている。

その他、日本では江戸時代に千葉県で初めて乳牛を飼育したこと、北海道が全国一の生産量を誇ることなども記載。各ページに「まめちしき」として、牛乳に関するさまざまな話題を提供し、大人でも読み応えのある本に仕上がっている。

同社は、飼育方法などについて、北海道だけでなく全国の状況も踏まえながら、まとめることにこだわったという。「牛乳についての正しい知識、酪農家の苦労を知ってほしい」と話す。

NHK連続テレビ小説「なつぞら」でも同地方の酪農家が舞台になっている。同社は「本と併せて牛乳、酪農への関心を持ってもらう良い機会」と期待を寄せる。本は一般販売はしないが、学研キッズネットのホームページで公開する予定。

掲載日:2019/04/19(金)  掲載元:日本農業新聞 掲載面:総合社会12版遅