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若さを生かす 若さを超えて 活躍!4H倶楽部  別海町 酪農体験 基幹産業児童に授業 哺乳や搾乳、加工場を案内

2019.07.10

根室管内の別海町4Hクラブ連絡協議会は、同町立別海中央小学校の児童を対象に、酪農の楽しさなどを伝える「カウカウスクール」を開く。同協議会と根室農業改良普及センターが2002年に始めた。これまで延べ850人の児童らが、哺乳や搾乳などを体験した。

同校は町の中心部にあり農家以外の児童も多い。酪農や漁業、観光など地元基幹産業の特色を学ぶ総合学習の科目を設け、同スクールを授業の一環に位置付ける。 

昨年は4年生2クラス75人が参加した。生まれて間もない子牛にミルクを与え、カウモデル(模型牛)で搾乳を体験した。今年は72人の児童が大型牧場に集い、ロボット搾乳や併設するチーズ工房などを見学。生乳が加工、販売される6次産業化の姿を学ぶ。同協議会会長を務める森友佑さん(27)は「児童だけでなく教諭にも今の酪農を知ってもらいたい」と思いを語る。

同管内の青年農業者らが1年を通して学んだことを公開する「根室管内青年農業者会議」の発表大会で、会員の一人は「生乳生産に直結する自給飼料を確保したい」と、3年間の取り組みを披露。課題解決でスキルの向上につながったと評価した。

今年のテーマは、生産現場から距離を置いて「担い手たちの健康」を取り上げる。サブテーマは“ダイエット”(仮称)だ。森会長は酪農家の体重増加に警鐘を鳴らす。農村医療に興味を持つ医師や保健師らと連携し、運動量と摂取カロリー=変わりつつある農作業の質・量とカロリー消費量の比較検討などを視野に入れる。

40年以上の活動歴を誇る同協議会は、町内の農業青年を対象に、現在27人が活動する。同普及センターの久保田良普及指導員は、「会員との交流で現場感覚が研ぎ澄まされる」と同協議会と連携する意義を強調する。

掲載日:2019/05/08(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道