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体験学習の伝統 元農家受け継ぐ 遠軽町・東小学校

2016.11.17

オホーツク管内遠軽町社名渕地区の農家OB・OGら11人が、東小学校の水田で児童に稲刈りやはさ掛けを指導した。2005年末で閉校した旧社名渕小学校の伝統行事を同校で引き継いで、体験学習として続けている。

かつて遠軽地方でも盛んだった稲作だが、同校の水田は、同町で唯一の水田となっている。参加したのは5年生39人。OBで同地区自治会長の西塚滋さん(69)が「鎌を使って刈り取りするのでお互いに近づかないように」などと指導した。

児童は約5アールの水田で、5月に自分たちが植えた「ななつぼし」を1株ずつ丁寧に刈り取った。OGらがわらで結束した稲の束を運び約3メートルの高さのはさ掛けも体験した。児童は、新米を給食で味わう他、12月の収穫祭では、OBやOGらを招き米の料理を振る舞う計画だ。釜澤歩果さん(11)は「初めての経験で楽しかった。新米をおにぎりにして味わいたい」と笑顔で話した。

OBの石丸秀雄さん(83)は「米作りの苦労が分かる良い経験になると思う。おいしい新米を食べて喜んでもらいたい」と話す。

掲載日:2016/10/12(水) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道