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「ひんやりスイーツパン・麦ポポ」「パン耳添加パン・むぎさら」 十勝産小麦粉100%きょう発売 満寿屋商店 帯畜大と共同開発

2016.11.17

十勝産小麦粉100%にこだわったパン作りを続ける帯広市の(株)満寿屋商店は14日から、新しいパン「ひんやりスイーツパン・麦ポポ」「パン耳添加パン・むぎさら」の販売を始める。帯広畜産大学と進める共同研究の成果を活用。「麦ポポ」は冷たくてもふんわり・もっちりとした食感を実現。「むぎさら」は、パン耳を使いながらも、柔らかな食感を出すことに成功した。

3年前から進める共同研究では、同大学が基礎研究、同社が商品開発を担う。

「麦ポポ」は、スイーツ感覚で食べるしっとりとしたパン。課題はパンを冷やすことで、でんぷんが老化し、パンが硬くなってぱさつき、口当たりが悪くなることだった。共同研究で開発した「炊き種製パン法」とマルトースという糖を用いることで、ふんわり感やもっちり感を出すことに成功した。

プレーンタイプの他に、ブルーベリーとカスタードを添加した3種類を開発。14日に音更店で先行販売する。プレーンタイプ(54円)は15日から全店で販売し、後者2商品(162円)は3店で販売する。

「むぎさら」は良好な風味が凝縮しているパン耳を使った。パン耳を使うとパンがぺしゃんこになる課題があった。その解決方法として、αアミラーゼとヘミセルラーゼという酵素を使って、柔らかい食感を出し香りや甘味を増強した。

さらにキャロットラペ、からしマヨネーズ、パストラミビーフなどを挟んだ「むぎさらサンド」も開発した。

どちらも14日から帯広市の店「麦音」で販売を始める。「むぎさら」は1斤サイズで275円、「むぎさらサンド」は298円。

満寿屋商店は十勝管内に6店舗あり、来月には東京店を開店する。

杉山雅則社長は「十勝産小麦粉でなければ作れないパンをどう作るのか」を課題に据えていると話す。その課題解決のために同大学との共同研究を始めたという。杉山社長は「十勝の気候風土やライフスタイルに合った新しい食文化の創造」を視野に入れる。

掲載日:2016/10/14(金) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道