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チーズ工房設立へ 親子で夢かなえる 町内初6次化認定 長万部町 川瀬牧場

2016.11.17

渡島管内長万部町富野の川瀬牧場は19日、町内初となる六次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定証の交付を受けた。親子3人がタッグを組み、自家生乳を使ったチーズ工房を立ち上げる。チーズを主とした工房は、町内のコンビニエンスストアだった建物を改装し、直売店舗も併設する。改装工事をすでに始めており、来年2月のオープンを目指している。 

川瀬牧場は乳牛85頭を飼養し、年間545トンの生乳を出荷。牧場と工房の運営は代表の川瀬昭市さん(62)が総括し、長男の直人さん(39)が牧場を、次男の昭人さん(35)が工房を担当する。

昭人さんは酪農学園大学を卒業後、タカナシ乳業で10年間、営業と製品製造に従事。2年前、工房立ち上げを視野に、十勝管内新得町の共働学舎新得農場に移り、今年8月までチーズ作りの腕をみっちりと磨いた。

製品の主な販路は、北海道新幹線開業で活気づく道南エリアの業務用市場をターゲットと位置付ける。昭市代表は「自慢の生乳を生かし、親子3人のスクラムで製品を町の新たな特産品に育てたい」と意気込む。

同町役場で同日開いた交付式には、各関係機関から15人が出席。道農政事務所の宮崎久人地方参事官が昭市代表に認定証を交付した。

宮崎地方参事官は「町内初の認定で、地域の活性化を期待する」と、木幡正志町長が「町としても販路の拡大などに協力したい」とエールを送った。昭市代表は「工房立ち上げは酪農家として長年の夢だった。指導いただいた関係各位に感謝する」と述べた。

掲載日:2016/10/21(金) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド2北海道