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歌って踊って酪農音頭 子どもに楽しく伝えたい ユニークな食育発信 広尾町 女性9人「豊栄会」

2016.11.17

十勝管内広尾町の酪農家女性9人でつくる学習グループ「豊栄会」は今年、多くの人に酪農に親しんでもらおうと「広尾町酪農音頭」を完成させた。9月の祭りで初披露。今後もイベントなどで広めていく予定だ。同会はこれまでに「酪農カルタ」を作って配ったり、自作の人形劇を上演したりしてきた。子どもたちに酪農を伝える食育活動に力を入れている。 

会は農業簿記勉強会として1988年に始まった。パソコンの普及に伴い解散の動きもあったが、5人ほどで再開。2007年ごろから、食育に取り組み始めた。

乳牛150頭を飼育し、代表を務める山本和美さん(51)は「酪農を伝えることで牛乳が好きになったり、酪農家のことを知ってもらったり、とにかく酪農のことを知らせることが一番の目的」と強調する。JAや十勝農業改良普及センターの支援にも感謝する。

最初に作ったのは「酪農カルタ」。会員が5枚ずつ作った「読み札」を持ち寄り、皆で考え、08年に完成した。「読み札」の左端には、酪農豆知識も記載した。札は、何度も牛の鼻息に直撃されて浮かんだという「すごすぎる牛の鼻息フーフーフー」など。十勝管内の保育所や幼稚園に132セット配った。

10年には人形劇「仔牛のちっちゃな大冒険」を作った。子牛とカラスが冒険を通じて、牧場のことを知り食の大切さを学んでいく物語。小道具や人形の扱いのためには最低6人必要で、できるのは多くて年2回程度。保育所や幼稚園で上演する。

第3弾として今年完成したのが「広尾町酪農音頭」。9月中旬の「JAひろお感謝祭」で初披露した。歌詞は4番まであり「どれも広尾町の四季折々の酪農場が目に浮かぶ内容」(山本さん)だ。

1番の歌詞は「ギューっと搾った牛乳飲んで 今日も一日元気よく モーっと鳴いてるあの子にこの子 のんびりと 日高山脈見渡せば 夢は広がる広尾町 ベーベーベー トンと十勝はベーベーベー サイロサイロサイロ 広い緑のこの大地 酪農音頭でベーベーベー」。4番には、猫が牛舎で牛と一緒に寝ている情景も盛り込んだ。

掲載日:2016/10/25(火) 掲載元:日本農業新聞 掲載面:ワイド1北海道