
チャレンジ家庭菜園

野菜の定植も終わり、順調に育ちはじめていると思いますが、これから主な作物の楽しみな収穫までの大切な管理方法などについてポイントを紹介します。
一番目の花が咲き、生長してくると茎や葉のつけ根から芽が盛んに出てきます(わき芽という)。
- トマトは基本的には一本立てにしますので、「わき芽」は全て摘み取りましょう。
※実を大きくし、日当たりや風通しをよくし、病害虫の発生を少なくします。
- 主柱を立て誘引しましょう。
竹などで主柱を立て、トマトが倒れないよう茎をひもで数回ねじり、主柱と茎の間にあそびをつけます。 - 授粉作業をしましょう。
実をつけやすくするため、花の花粉がついてから花の房を軽く揺するか、市販のホルモン剤(トマトトーン)をスプレーで花に散布しましょう。(着果を促す効果があります。)
ホルモン剤は同じ花に2度散布しないよう注意してください。(2度かけると実が奇形になります。) - 生育の悪い実は早めに摘み取りましょう。
- 摘心(新芽を摘み取ること)をします。
主柱の高さ位に茎が伸びると5~6花房がつきますので、一番上の花房の上の葉を2枚残して摘心しましょう。 - 追肥
肥えた土の場合は、一般的に追肥の必要はありませんが、一番目の果実がピンポン玉大になったころ化成肥料を1本に10g位をトマトの株元にまき、土に軽く混ぜます。
※一度に多く追肥をすると根が傷んだり、果実の尻腐れがでることがありますので注意してください。また石灰が不足することにより尻腐れが発生します。 - 収穫
開花してから約50~60日で収穫できます。
家庭菜園の場合は真っ赤に色づいた時(完熟)に収穫しましょう。
※市販のトマトは多くは赤くなりはじめた時に収穫し、店頭に出るまでの間に全体が赤くなります。
- わき芽摘み
定植後、生長し一番目の花(一番花)の下のわき芽を2本残して、その下わき芽は全部摘みとりましょう。 - 主柱を立てます
風で倒れないよう主柱を立てましょう。結ぶ時はトマトと同じく、茎を主柱に数回ひもをねじりあそびをつけます。 - 追肥
実がつき出してから、化成肥料を1本10g位まき、土とよく混ぜましょう。
その後の追肥は生育の状況をみて通路わきにしましょう。 - 収穫
開花後2週間くらいで収穫できます。
はじめはあまり大きくすると株が弱りますので、早目に収穫し、あとは好みの大きさになったら収穫しましょう。
- 主柱を立てます。
トマトやナスと同じく主柱に直接結ばずひもを数回ねじって結びましょう。 - 子づるを摘みとりましょう。
親づるの5~6節までの子づるは全て摘みとります。
7節目以上の子づるは1~2節目で摘心します。
主柱の高さ(約160cm前後)になったら先端部を摘みとります。
※2本立てにする場合は5~6節目の強い子づるを伸ばし、親づると同じようにします。 - 追肥
肥料がなくなる(肥料切れ)と果実が変形しますので、1ヵ月に2度位追肥しましょう。
1回目は株元に、2回目以降は畔の両わき位のところに追肥しましょう。(1回1m2あたり30g程度) - 病害虫に注意
きゅうりは病害虫の発生が多い野菜ですので、日頃からよく観察しましょう。
特に葉の表面が白い粉のようなものが発生(うどんこ病)することが多いので、風通しをよくすることが大切です。 - 収穫
開花後2週間位(20cm前後の長さ)で収穫できます。
- 3本立て位にします。
移植してから3週間位で側枝が盛んに出てきますので、勢いがよく強そうな枝を2本残して、3本立てにしましょう。 - 主柱をたてる
(トマト、きゅうりと同じです。) - 追肥
生長をみながら1ヵ月1~2回程度追肥をしましょう。(方法はトマト等と同じです。) - 収穫
ピーマンは株が弱らないように、あまり大きくならないうちに収穫しましょう。
ししとうは開花後3週間位で好みの大きさで収穫します。
- 土寄せ(培土)
これからは大切な土寄せの時期です。
しっかり土寄せをし、いもが土の表面に出ないように注意しましょう。
※いもに日光があたると緑色になり、ソラニンという毒素が多くなります。 - 1回目の土寄せ
葉が地表に出て10日位に行います。
5~6cm位の厚さに株元に土を寄せます。 - 2回目の土寄せ
1回目のあと10日目位で25cm位の高さまで土寄せをして下さい。 - 収穫
地上部の葉が枯れてから掘り取りましょう。
※でんぷんの含有量が多い時です。
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