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JA中標津青年部児童らに出前授業 搾乳や本紹介楽しく

2020.03.06

【中標津】根室管内のJA中標津青年部は12月下旬、中標津町立丸山小学校3年生を対象に出前授業を行った。牛に関するクイズを実施した他、初の試みとして図書ボランティアと協力し、酪農に関する本も紹介。農業関係本のコーナーを設け、児童は読書も楽しんだ。/ 次世代を担う児童の地元農業への理解を進めようと2008年から同校と協力し毎年続けている。今回は丸っ子農園と呼ばれる、全校を挙げた栽培授業への支援活動の締めくくりで、青年部員61人のうち、食農教育委員会の12人が参加した。s

パワーポイントを使った授業では部員の牧場を紹介し、牛の成長や普段の作業などを動画と写真で説明した。牛のクイズでは、正解が分かるたびに児童は「やった、当たった」などと話し、盛り上がった。実際の飼料のにおいもかいでもらい、ビートパルプの甘い香りやサイレージの独特のにおいなどに驚いていた。

模擬牛を使った搾乳も体験。青年部員の指導で、バケツがあふれるほど搾る児童もいた。牛乳3種類の飲み比べでは「いつもの牛乳以外にもおいしい牛乳がある」などと話し、原料は同じでも殺菌や製造方法の違いで味が違うことを感じていた。

本の紹介では同校で読書教育活動をするサークルと協力。酪農に関するさまざまな本も紹介をした。3年生の教室前に農業関係本コーナーを作り、児童らは授業後に熱心に読んで農業への理解や知識を深めた。

ボランティアによる読み聞かせについて食農教育委員会の小出信彦委員長は、「興味深く分かりやすい内容だった。来年以降も継続したい」と強調した。青年部員の妻でサークルに協力した酪農家で作家の原里恵さんも、「酪農王国の中標津に住んでいるからこそ受けられた特別な授業。町の魅力を知り、地元と牛に興味を持ってほしい」と期待を寄せた。

2020/01/13(月) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1北海道