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ジェラート “濃いひととき”楽しんで 帯広市リバティヒル

2020.08.31

帯広市のリバティヒル広瀬牧場のウエモンズハートは、十勝総合振興局と連携し、十勝らしい高級ジェラートを製造した。中高年層をターゲットに少量でも満足できる濃くて“本物感”が味わえる。6月から抹茶・ハスカップ・カボチャの3種類で90ミリリットル入り500円(税別)で販売する。

2年ほど前から同振興局と開発に取り組んできた。同牧場の廣瀬文彦さん(68)は、ウエモンズハートを設立し、20年ほど前からジェラートやソフトクリームを製造販売する。原料は牧場の新鮮な生乳を低温殺菌(68度30分)。果物や野菜は自家産や無農薬・有機栽培で十勝産にこだわる。現在は約140アイテムをそろえ、子どもから大人まで多くの人でにぎわう。今回の新商品について廣瀬さんは「和のおもてなしから生まれた、濃いひとときを楽しんでほしい」とPRする。

同振興局は2018年から地元産食材を使って新たな加工食品開発を目指す企業・団体を対象に職員モニタリング事業を展開する。800人を超える職員を年齢層などを考慮しモニター群として試食評価。「十勝らしさ」のある商品づくりを支援する。

今回はモニタリングを3回行い、高級感を打ち出すためアンケートを実施。阪急百貨店の薬師寺雅文シニアマネージャからも助言を得た。

抹茶はお点前用を使用。ハスカップは地元の農家、カボチャは廣瀬さんの父親・博昭さん(93)が丹精して育てた。

ウエモンズハート店長で妻の眞由美さん(68)は「20年来、加工に携わってきたが、わが家の生乳の風味を残しながら素材の本物感を最大限に引き出すことは簡単ではなかった」と振り返る。

文彦さんは「振興局の皆さんには感謝しかない。これまでの経験と支持に満足していた。牧場として目指すべき本物とは何かを考えるきっかけになった」と話す。

掲載日:2020/ 07/ 23(木) 日本農業新聞 朝刊 ワイド2北海道