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ボルシチ限定販売 スープ専門店とコラボ JAさっぽろ青年部

2020.12.11

北海道のJAさっぽろ青年部は、「スープストックトーキョー円山店」(札幌市)とコラボレーションを始めた。新型コロナウイルス禍で活動に制限がかかる中の新しい取り組みとして、同店は部員が栽培した農作物をふんだんに使ったスープ「ボルシチ」を30日までの限定で販売する。「地産地消」で地域を盛り上げ、札幌農業のPRにつなげる考えだ。

同店は全国に57店舗を持つ「食べるスープ」の専門店。今回は青年部の支部長と本部三役ら6人が栽培する野菜を提供する。これまでは、小松菜「春のセンバツ」、ミニトマト「アイコ」、ジャガイモ、同市の伝統野菜であるタマネギ「札幌黄」を使った「秋のボルシチ」を販売。30日までは、ジャガイモ、「札幌黄」、小林牧場のゴーダチーズを使った「冬のボルシチ」を販売する。

店内には生産者が農作業をする写真も展示し、農業を感じてもらう空間を演出。コラボレーションの一環として、店長の西山友梨さん(25)らが9月、実際に農作物を提供する生産者6戸と青年部長の大畑一郎さん(38)の畑を訪れ、作業を見学した。西山さんは「手作業で選別し、一つ一つに心がこもっていることを肌で感じた。コラボを通じて市民に札幌産の野菜を知ってほしい」と話す。

JAによると、札幌産の農作物は販売場所が限られており、都市農業でありながら市民との接点が希薄なことが課題だった。大畑さんは「コロナ禍で新しいことを考える時間が捻出できた。野菜をただ提供するだけで終わらせない、新たな“共創”の形を探りたい。札幌にもおいしい農作物を作っている農家がたくさんいることを知ってほしい」と期待する。

2020/ 11/ 11(水) 日本農業新聞 朝刊 総合社会12版遅