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スナック菓子「とかリット」がニッポンアワード受賞 JA十勝清水町

2021.03.09

農水省が主催する「フード・アクション・ニッポンアワード2020」に応募した全国1019品の中から十勝管内JA十勝清水町の「とかリット(にんにく旨味)」(55グラム税別350円)が受賞10産品に選ばれた。道内JAとしては唯一。初参加、初受賞という栄冠に輝いた。

同賞は国産農林水産物の消費拡大を目的に09年に創設。大手百貨店、流通、外食事業などのトップ10社が地域の食材や技術を生かしているかなどの審査項目に基づき、書類審査で100産品を選定。最終審査では自社で販売したい産品であるかなどを基準に1人1産品、計10産品を選定した。

栄冠に輝いた「とかリット」は、19年11月から販売を始めたスナック菓子。同JAのパウダー工場で粉末加工することで「十勝清水にんにく」のうま味を凝縮し他社ではまねできない味付けを実現した。“カリカリッ”とした食感が好評で、幅広い年代層に人気がある。「海老アヒージョ味」と「焦がしにんにく醤油味」も販売しシリーズ3種類として定着している。

同町では19年に「にんにくの産地化宣言」をし、ブランド化を進めている。「十勝清水にんにく」はウイルスフリーの種子供給体制のもと、JA独自の有機ペレット堆肥「しみず有機」を使って循環型農業を実施。規格外品は黒にんにくなどに加工して付加価値をつけてきた。JA十勝池田町とJAあしょろとの3JAで広域産地化を展開している。

「とかリット(にんにく旨味)」を選んだ紀ノ國屋の堤口貴子代表は「土へのこだわり、安全・安心の商品・食材を作るということが紀ノ國屋が目指すところと完全に一致していて共感を感じた」と高く評価した。今後、都内を中心に展開する31店舗で販売する予定だ。

開発した同JA企画室の渡辺一生さん(46)は「コロナ禍で暗い話題が多い中でとてもうれしい。頑張れば日本のトップランナーに認められる商品作りができるということが証明され、今後の商品開発への大きな励みになる」と述べた。

2021/ 02/ 10(水) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1北海道