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北海道産小麦コンソーシアムが共同保管倉庫を道内に新設決定

2021.05.27

JA北海道中央会やホクレン、北海道、道産小麦を扱う道内製粉3社などが連携し「北海道産麦コンソーシアム」を立ち上げた。小麦の収容力確保に向け全国で初めて製粉3社が共同で、原料小麦保管倉庫を道内に建設。道産小麦の安定供給につなげたい考えだ。

原料小麦保管倉庫は年度内に、石狩市に完成させる方針だ。倉庫は道内の製粉3社(江別製粉、横山製粉、木田製粉)が共同出資で設立した、子会社「株式会社ドーフン」が管理・運営する。

収容規模は6000トン。道内の多様な小麦品種や産地のニーズに対応できるようにするため、小ロットでの取り扱いが可能な平積みで保管する。

事業費は6億円で製粉会社が負担し、うち3億円は農水省の2020年度第3次補正予算「麦・大豆保管施設整備事業」を使う。

コンソーシアムでは今後、道産小麦の安定供給や物流・流通の合理化、消費拡大や価値向上を目指す。

小麦の生産は天候の影響を受けやすく、品質のばらつきや需給のずれが生じやすい。また、道産麦の使用比率が高い道内製粉会社では自社での保管能力が限定的なため、収容施設が逼迫(ひっぱく)気味になる課題があった。

そこで倉庫建設を足掛かりにコンソーシアムで協議して課題解決を目指す。いずれは保管サイロの設置による収容力増強や、3社による原料小麦の共同輸送なども見据える。

JA北海道中央会は「今回の連携が道産麦の安定供給や、道産小麦のさらなる価値向上への第一歩になる」と期待する。

2021/ 04/ 17(土) 日本農業新聞 朝刊 総合1面12版遅