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地産地消にむけ日高6JAがそれぞれの独自ブランド米を展開

2021.08.02

日高管内の6JAは、地域特性を生かした独自のプライベートブランド米を販売する。小さくてもきらりと光る“米どころ”として存在感を発揮。主に地元で販売し、地産地消を推めている。

日高振興局によると、管内の水稲の作付面積は1280ヘクタール、収穫量は6640トン(いずれも2019年度)で、全道比の割合は約1%。数字の上で目立つ存在ではないが、独自のPRや販売戦略を進めている。

・JAひだか東

JAひだか東では、日高山脈の清流を利用した特別栽培米を「浦河の特別栽培米」としてAコープおぎふし店で販売する。

様似町で生産する特別栽培米には「アポイ米」と名付け、同JA様似事業所資材部で販売。同JAは「神威岳やアポイ岳を持ち、河川が運ぶ肥沃(ひよく)な土壌に恵まれている。冷涼な気候を生かして作るうま味深い米を多くの人に食べてほしい」と呼び掛けている。同JAでの注文も受け付ける。

・JAびらとり

JAびらとりでは「ニシパの恋人 ななつぼし」を販売する。「平取は冷涼低湿で米作りに適した土地。独自の基準を設け低タンパク、高品質米を選別している」とJA担当者は話す。

・JA門別

JA門別では「馬舞米(うまいべ)」を販売。担当者は「もみのまま貯蔵し、出荷直前に籾ずりして鮮度を保っている。甘味があり、年々食味も向上していると好評だ」と太鼓判を押す。

・JAにいかっぷ

JAにいかっぷが販売するのは「判官伝説」。源九郎判官義経が新冠町を訪れたという伝説にちなんだネーミングだ。担当者は「積雪の少ない土地柄で内陸型の昼夜の温度差を生かしている」と説明する。

・JAしずない

JAしずないは馬産地らしさを込めたネーミングの「万馬券」。馬産地ならではの良質の馬堆肥を使い、化学肥料・化学農薬を抑えることで食味を向上させている。

・JAみついし

JAみついしでは「トキノミノル」を販売する。担当者は「トキノミノルは低タンパクで食味のよい米。みついし産の幻の名馬、トキノミノルのように愛される米になってほしいと願いを込めた」と話す。

「浦河の特別栽培米」は「ななつぼし」と「きたくりん」、ほかは全て「ななつぼし」。それぞれ各JAのAコープや直売所で販売する。各JAには「地元の米はやはりおいしい」などの声が寄せられているという。

振興局管内における今年の水稲の生育状況は「平年並み」(15日現在)だった。

2021/ 06/ 07(月) 日本農業新聞 朝刊 ワイド2北海道