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道民限定オーナー制度で「今金男しゃく」の地産地消を促進

2021.08.02

【今金町】桧山管内のJA今金町は7月1日から「今金男しゃく」道民限定オーナー制度を始める。オーナーになると、特産の「今金男しゃく」の他、地場農産物の加工品や菓子大手「湖池屋」の限定ポテトチップのセットが自宅に届く。「今金男しゃく」は2019年、地理的表示(GI)保護制度に登録されたが、主な出荷先は関東地方のため、この取り組みを通じて地産地消として北海道民に広く親しんでもらいたい狙いだ。

「今金男しゃく」は全国で生産されるジャガイモに占める割合がわずか0・3%。その希少性から北海道内での流通量もわずかだ。

JAは1955年から「今金男しゃく」を生産・出荷する。全国でさまざまなジャガイモ銘柄が流通し、生食用は家庭での調理が減少するなどで消費量は年々減少。産地として消費者に選ばれるため、ブランド力に磨きをかけたいと考え、JAは「今金男しゃく」の加工品開発や企業との連携にも力を入れる。

15年に湖池屋からネット限定高級ポテトチップスを発売。製造量は年々増えているが、即完売の状態が続くほどの人気商品になった。19年には今金男しゃく黒毛和牛カレーを発売し、高級路線の商品として贈答用などに重宝されている。

同制度は、この取り組みを加速させるために企画した。オーナーには「今金男しゃく」3キロやカレー、ポテトチップス、レトルトご飯のお得な詰め合わせセットが届く。

来年度以降は札幌市など消費地で産地との交流を目的としたフォーラムなども企画中だ。JAは「今金男しゃくを広く道民に愛される食材とし、地産地消につなげたい」と話す。

参加資格は北海道民限定。参加料は1口6500円で、募集口数は600口。7月1日~9月30日まで申し込みを受け付け、発送は11月ごろを予定する。

詳しい内容は、28日に開設する「今金男しゃく道民サポーターズクラブ」のホームページで確認できる。アドレスは、https://www.imakane-dansyaku.fun

2021/ 06/ 28(月) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1北海道