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JA木野の子会社「ハピオ」が十勝原料を使った商品を開発

2021.08.12

・オリジナルグラタン「インカのめざめ」

十勝管内JA木野の子会社である食品スーパー「ハピオ」は、7月から、JA幕別町特産「インカのめざめ」を使用したオリジナルグラタン「ハピグラ」の販売を始めた。今後さらに取扱店舗を広め、「インカのめざめ」のPRを目指す。

帯広物産協会の会員である食関連事業者や管内JAなどで構成する、北海道フードネットワークプロジェクトの一環で商品化した。

ジャガイモ「インカのめざめ」は栗やサツマイモのような風味で鮮やかな黄色が特徴。「ハピグラ」には、1年間寝かせて十分甘味を蓄えた「インカのめざめ」を使用。道産生乳を使用したホワイトソースをベースにチーズ、ベーコンを加えた。ベーコンの塩味が「インカのめざめ」の甘さを引き立てている。加工・製造はデリカファクトリー十勝。レンジで加熱する。200グラム540円。

JA木野にとっては、3月にJAあしょろと共同開発した「PREMIUMハピまんチーズ結(むすび)」に続く、JA間連携商品第2弾となる。

JA木野の清都善章組合長は「販売商戦が激しいこの地域で生き残るために、消費者に評価され選ばれる商品作りを目指している。今後ともJA連携を進めたい」と述べた。

JA幕別町では昨年、冷凍食品「熟成インカのめざめ」を開発するなど販売や加工を強化している。

JA幕別町の前川厚司組合長は「JA木野の販売力とブランド力は魅力。JA連携による商品開発は今後も検討していきたい」と意気込む。

同協会の小倉豊会長は「十勝の農畜産物を国内や世界に発信するためには新たな付加価値をつけることが生き残り戦略として重要。その実現に向けて、食関連企業間の連携を強化し広域に発展することを目指していきたい」と話す。

・オール十勝産のギョーザ/JA木野 子会社「ハピオ」

十勝管内JA木野の子会社である食品スーパー「ハピオ」は、7月から主原料を全て十勝産で作ったオリジナルギョーザ「まるごと十勝の恵み餃子」の販売を始めた。

皮のもっちり感を出すために十勝産「ゆめちから」と「きたほなみ」の小麦粉をブレンド。豚肉、キャベツ、ニラ、長ネギも十勝産、黒ニンニクはJA十勝清水町産とオール十勝にこだわった。一般的に1個の重量は18~25グラムだが同品は約27グラムと満足感のあるボリュームになっている。

店内で調理した焼きギョーザが5個入298円、冷凍品は20個入1080円。帯広市にある冷凍食品工場「ホクコー」が製造する。

店舗課の根本博幸課長は「地元の食材を使った商品開発はこれからも挑戦していきたい。まずは地元の人にぜひ味わってほしい」と呼び掛ける。

・十勝若牛ジンギスカン

十勝管内のJA十勝清水町のブランド「十勝若牛」を使って開発した「十勝若牛ジンギスカン」の販売が、JA木野の子会社である食品スーパー「ハピオ」で始まった。JA間連携第3弾となる商品で、愛称は「若ジン」。ジンギスカンは一般的には羊肉だが、十勝牛肉の付加価値を高める狙いだ。

「十勝若牛」はホルスタイン牛を独自の早期肥育方法で飼育。赤身肉のうま味を引き出すことに成功したブランド牛。「東洋食肉販売」の加工技術で商品化に成功した。同社は帯広物産協会と2018年からたれの開発に取り組んできた。

これまでに十勝管内では、JAあしょろの特産チーズとハピオのヒット商品「ハピまん」と連携した「PREMIUMハピまんチーズ結(むすび)」、JA幕別町の特産ジャガイモ「インカのめざめ」で作ったグラタン「ハピグラ」がJA間連携で商品化されている。いずれもハピオで販売し好調だ。

JA木野の清都善章組合長は「これからもJA間連携を進めて十勝を元気にしていきたい」と意気込む。JA十勝清水町の氷見隆雄組合長は「1JAで商品開発や販路開拓を進めるのは困難なことが多い。多くの優れた農畜産物をもつ管内JAやさまざまなノウハウを持つ異業種との連携を進めたい」と強調。帯広物産協会の小倉豊会長は「これからJA間、異業種間連携を進めて十勝の発展に寄与していきたい」と話す。

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