JAグループ北海道

食と農でつながるニュース

マイスター・ハイスクールの静内農業高校を支援 JAしずない

2021.09.22

文部科学省が始めた「マイスター・ハイスクール事業(次世代地域産業人材育成刷新事業)」で、北海道新ひだか町の北海道静内農業高校が指定校となった。JAしずないが、新ひだか町や北海道教育委員会と共に管理機関となり、地域一体で軽種馬産地にある農高の人材育成を盛り上げる。JAが管理機関となったのは、全国で同校だけ。JAは「地域に戻ってきたくなるような古里教育に貢献したい」と意欲を示す。

マイスター・ハイスクール事業は6月から始まった。地元団体や企業、行政などと専門学校が連携し、地域で活躍する技術者・専門家を育成する。指定期間は3年間。全国12校が選出され、農業科での同事業実施は同校を入れて6校となる。

JAしずないは今後、同校のマイスター・ハイスクール運営委員会に参加する。実施計画や育成すべき人材像策定の他、検証、指導、評価、助言などに当たる。

農高とJAはこれまでも連携してきた。JAの西村和夫副組合長は2014年から同校の教育振興会会長を担う。就職や求人での連携、インターンシップの受け入れ、行事応援などを行ってきた。西村副組合長は「軽種馬は管内の基幹産業。静内農高は日本で唯一馬事教育を行う高校で、今後も地域産業の持続的発展を目指したい」という。特に、獣医師や装蹄(そうてい)師の育成へ、民間企業や他の関連団体とも連携し学生の経済的負担を軽減し、将来的に学生が地域に戻ってくる環境づくりを共に目指す方針だ。

同校の加藤和則教頭は「農業高校の授業は校内だけでは完結しない。協力に感謝し、JAと一体で進めていきたい」と強調する。

2021/ 08/ 02(月) 日本農業新聞 総合3面12版遅