JAグループ北海道

食と農でつながるニュース

ななつぼし7%増量キャンペーンで販促 ホクレン

2021.10.18

ホクレンは2021年産新米の「ななつぼし」の販売促進に、増量キャンペーンを始める。家庭用精米商品を卸や実需者と連携し、全国で統一的に7%増量して販売。タレントのマツコ・デラックスさんがPRする動画を作り、テレビCMやインターネット上で展開する。20年産の在庫が依然多く残り、主産地で平年並み以上の作柄が見込まれる中、早期の需要確保を目指す。

キャンペーンは10月中旬から12月末までを予定。マツコさんのイラストが描かれたシールを米袋に貼るなどして、統一感を出す。増量でお得感を打ち出し、小売価格を下げずに消費拡大につなげたい考えだ。

20年産で6~8月にも道外のみを対象に、同様の増量キャンペーンを展開した結果、期間中の道外向け「ななつぼし」の販売量は1万6660トン(玄米ベース)で前年比56%増えた。今回は道内も対象にする。ホクレンは「コロナ禍前の販売水準を目指したい」(米穀部)とする。

北海道の21年産主食用米の作付面積は、飼料用米への転換が進んだことで、前年産実績から6700ヘクタール(7%)程度減る見込み。

一方、農水省の作柄概況(8月15日時点)で北海道は「やや良」。産地からは「深掘りの努力が水の泡になりかねない」との懸念が出ている。

ホクレンは販促に力を入れるが、全国的に米の販売環境は厳しい状況が続いており、「コロナの影響で減った需要分に対して、政府の支援が必要」との産地関係者の声があがる。

2021/ 09/ 15(水) 日本農業新聞 ワイド1北海道