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年末年始の牛乳消費拡大に向け各地で活動

2022.01.28

・「牛乳飲んで!」消費呼び掛け 北海道知事とホクレン副会長

北海道の鈴木直道知事とホクレンの西川寛稔副会長は16日、札幌市で開いた知事の定例会見の中で牛乳を飲んで消費拡大を呼び掛けた。新型コロナウイルス禍で牛乳の需要減が続いていることなどを受けた対応。消費を喚起して、年末年始の飲用牛乳の不需要期を乗り越えたい考えだ。

西川副会長は道内の生乳生産量が昨年を上回っていることを説明。「新型コロナ禍で需要が停滞して生乳生産に厳しい影響が懸念されており、処理不可能乳が発生する可能性がある」と危機感を訴えた。

鈴木知事は「16年ぶりに生乳が大量廃棄される可能性があり、酪農王国、北海道が大変、危機的状況にある」と強調。「酪農家が丹精込めて生産したおいしい牛乳を一人でも多くの人に飲んでほしい」と呼び掛け、2人で牛乳を飲み干した。

・JAオホーツクはまなす青年部

オホーツク管内のJAオホーツクはまなす青年部は24日、牛乳乳製品の消費拡大運動として、JA管内の紋別市と滝上町、西興部村の小中学校15校を訪れ、児童・生徒と教職員の約1670人に牛乳贈答券と牛乳を贈呈した。

児童・生徒と教職員1人につき、紋別市と西興部村では牛乳贈答券1枚(200円相当の牛乳と引き換え可能)とよつ葉乳業のLL牛乳(200ミリリットル)3本、滝上町では牛乳贈答券2枚を冬休み期間中の牛乳・乳製品の消費拡大の協力依頼とともに贈呈した。

取り組みは、一時的な処理不可能乳や生乳廃棄が懸念されていることから、牛乳と乳製品の消費拡大を促すとともに地域の主産業の酪農業に関心を持ってもらう目的だ。

同青年部の江川敏弘部長は「何としても生乳が廃棄になることを避けたいと強く思い、今回の消費拡大事業を行った。より多くの方に農業への関心と理解を深めることができたらいい」と話す。青年部のメンバーは今回の取り組みがきっかけになり、牛乳と乳製品の消費拡大の輪が広がればと願っている。

・宿泊客らに無償提供 上川生産連

上川生産農業協同組合連合会は、生乳の消費拡大企画として、親交が深い旭川市内のプレミアホテルキャビン旭川の地下浴場施設で、24日から来月9日にかけ、宿泊客や入浴客に200ミリリットルの「よつ葉牛乳」を1人1個限定で無償提供を始めた。入浴受付前のスペースに冷蔵ショーケースを置き、自由に取り出せるようにした。

牛乳の消費拡大に向け、冷蔵ショーケースの外側に「現在の生乳状況」や「毎日牛乳を飲むPRポスター」を掲載した。

牛乳を受け取った入浴客の祭英俊さん(74)は「牛乳が余って、困っていることは知っていた。廃棄するようなことがないようにと願っている」と話した。同連合会畜産課の小林徹係長は「生乳廃棄を避けるため、いろいろな方法で牛乳の消費拡大につなげていきたい」と意気込む。

・動画で牛乳消費訴え JAひろお組合員・役職員

十勝管内JAひろおは27日、Jミルクが全国展開する「#1日1L」運動に呼応して、組合員とJA役職員約40人が集合し消費拡大PR動画を撮影した。
JAの公式のインターネット交流サイト(SNS)に投稿した。

「牛乳を飲もう」と全員で牛乳を飲み干して消費拡大をアピール。参加した酪農家の元気あふれる姿も映した。JAでは25日までの4日間、毎日、職員が1日1リットルチャレンジと題して1リットル飲み干してアピールする動画もアップしてきた。営農事業部の松山孝三部長は「絶対に廃棄乳を出したくないという思い」と強い思いを述べた。

JAは6月末から消費拡大運動を進める。10月と12月には保育園も含めて小・中・高校の学校給食に、6月と12月には病院などの公共機関に配布などをしている。

・新得町内の飲食店 乳製品・料理値引き きょうから5日までキャンペーン

十勝管内新得町酪農振興会、JA新得町、JA青年部と女性部、新得町酪農振興会ヤングファーマーは、29日から1月5日にかけて「MOO(も~)っとCOW(カウ)買う」キャンペーンを行う。Jミルクが全国展開する「#1日1L」運動に呼応。町内飲食店などで牛乳・乳製品の他、店独自で牛乳・乳製品を使って販売する商品や料理に「100円引き」「200円引き」シールを貼付して消費拡大を進める。

キャンペーンタイトルと共に振興会の高野淳会長とJAの太田眞弘組合長の似顔絵イラスト入りポスターも掲げる。協力店は現在8店舗だが今後さらに増える見通し。対象商品は実施店舗が決めて貼る。1店舗1日20枚程度を計画。値引き額は主催者が負担する。

JA酪農課は「料理など家庭内需要にも貢献してキャンペーン外でも購買マインド増加につなげたい」と意気込む。年度末の3月と牛乳月間の6月にも同企画を行う予定だ。

・温泉ホテルにも せたなの酪農部会 500個贈る

桧山管内せたな町の二つの酪農部会は、町内の温泉ホテルへ牛乳500個(200ミリリットル入り)を寄贈した。

年末年始の牛乳廃棄危機情勢を踏まえ、北桧山町農協地区の酪農部会がJA新はこだてせたな地区酪農部会に働き掛け「協調寄贈」となった。大津良夫(きたひやま)」、倉田健(新はこだて)両JA部会長が温泉ホテルを訪れ大清水明専務に牛乳を手渡した。

町内最大の温泉施設・温泉ホテルきたひやまの年始営業に合わせた。JAきたひやまの田村康平酪農畜産課長は「部会として危機を座視できなかった。入浴客に喜んでもらえればうれしい」と話した。

・360リットル分無償提供 北海道・JA今金町酪農部会

JA今金町酪農部会は29日、町内の福祉施設やこども園などに計360リットル分の牛乳を無償で提供した。幅口博隆会長が町役場を訪れ、生産者の立場から生乳を取り巻く状況などを外崎秀人町長に報告した。

部会は21戸で構成。生乳を年間約6000トン生産する。約6億円を販売し、町農業の柱の一つになっている。幅口会長は「年末年始にいつもよりもう1杯多く牛乳を飲み、消費拡大に協力してもらえるとうれしい」と語った。

2021/12/17(金) 日本農業新聞 総合3面12版遅
 2021/12/27(月) 日本農業新聞 ワイド1北海道
 2021/12/28(火) 日本農業新聞 ワイド2北海道
 2021/12/29(水) 日本農業新聞 ワイド2北海道
 2021/12/30(木) 日本農業新聞 総合社会12版遅