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メークインを地元園児に食育 JA新はこだて青年部

2022.02.25

桧山管内厚沢部町の松橋健太郎さん(36)は、JA新はこだて南桧山地区青年部長を務める。昨年、町のシンボルであるジャガイモ「メークイン」の植え付けから収穫、販売までの流れを町の認定こども園「はぜる」の園児に体験してもらう食育の取り組みを主導した。「園児の吸収力は半端ない。一連の体験でふるさとを誇りに思う心が必ず育ってくれると思う」と活動の手応えを語る。

厚沢部町は「メークイン」の発祥地。町を代表するイベントに毎年8月に開く夏まつりがある。「メークイン」を使った直径2.2メートルのジャンボコロッケ作りが目玉だ。昨年早く「コロッケ用の『メークイン』を青年部で作ってほしい」という話が舞い込んだ。コロナ禍で活動が制限され、もどかしさを感じていた松橋さんは「チャンス到来」と受け止める。

松橋さん自身、高校進学で早くにふるさとを離れ、29歳でUターン就農するまで地元・厚沢部産の優れた農産物に対する認識が希薄だった。この反省から「生まれ育った町を誇りに思う心を早くから養うべき」と考え、部員の総意の下、「メークイン」を核にした食育活動に乗り出すことにした。

活用するのは、部員の一人が提供してくれた畑だ。4月の植え付けに年長園児が挑戦した。紫の花が咲き誇る6月には、みんなで畑を訪れ写生会。8月の収穫は園児全員が頑張った。夏まつりは2年連続で中止になり、ギネス記録を目指したコロッケ作りは翌年に持ち越しに。それでも10月には町の道の駅で元気な声を出して収穫物を販売した。

これらの体験には松橋さんらJA青年部員が全面協力。確かな手応えを得た。

2年目の今年は「メークイン」体験の他「園児が毎日接することができる園庭での野菜栽培を応援したい」と意気込む。

2022/01/14(金) ワイド1北海道