知っていますか、
日本の食料自給率。

※令和元年度の数字です
日本の食料自給率は38%(※カロリーベース:農林水産省調べ)。諸外国と比べて、最低水準の数値になっています。
食の西欧化が進み、お米の消費が減る一方で、輸入原料を多く使ったパンや肉の消費が増えたことが原因の一つです。
詳しくは「日本の食料自給率:農林水産省(maff.go.jp)」をご覧ください。

新型コロナウイルス感染拡大が、
食のリスクに。

新型コロナウイルス感染拡大によって、
多くの国や地域が輸出規制を行いました。

●小麦の主要な輸出国であるロシアやウクライナなどをはじめとして、計19ヶ国が輸出制限を行いました。2020年8月時点でも未だ12ヶ国が食料の輸出を規制しています。

●一部の国では感染拡大防止のためロックダウン(都市封鎖)が行われ、食料不足による暴動が発生しました。

●G20農相会合において食料の安定供給確保に対して懸念が表明されるなど、国際的にもリスクが高まっています。

なお、現在の日本では十分な備蓄や供給体制がとられており、海外からの輸入が滞っていることもありません。

新型コロナウイルス発生初期には、
日本にもさまざまな影響がありました。

●一時期、スーパーからお米やパスタ、冷凍食品などの商品が品切れを起こしました。
これは、休校による家庭内需要の拡大だけでなく、食料不足への懸念から多くの人が購入量を急激に増やしたためです。

●中国での感染拡大によって、一時期玉ねぎやニンニクなどの加工業務用野菜の日本への輸出が滞りました(現在は平年並みに回復)。

●アメリカの食肉処理施設が、従業員のコロナウイルス感染によって相次いで操業停止に(現在は感染防止対策を徹底した上で操業が再開)。

新型コロナウイルスの影響が、
今後長期化した場合に考えられるリスクとは。

●アメリカ、EU、カナダなどでは季節労働者の不足により、農作物の収穫や作付けの停滞が懸念されています。また、船員やトラックドライバーの確保が難しくなり、物流の混乱も考えられます。

●航空便の減少によって農作物の種の流通が滞ることや、農薬生産工場の閉鎖など、OECD(経済協力開発機構)リポートは農業資材の生産・流通への悪影響を指摘しています。

食料自給率が低いことには、
さまざまなリスクがあります。
さあ、身近なことから
変えていきましょう。

食料自給率UP!アクション

ご飯を中心としたバランスの良い食生活は、食料自給率を向上させるだけでなく、健康維持にも役立ちます。
産地を確認して自分で調理を心がけましょう。旬を選んで、地元食材を積極的に食卓へ。
産地のさまざまな食育活動に参加し、食への関心を高めましょう。
国産食材を残さず食べること。たくさんの「いただきます」と「ごちそうさま」が、産地へのエールになります。
食料自給率の問題は、私たちの身近な問題。家族や友人など、親しい人と食についてもっと話してみませんか。

TVCM

食料自給率
「おいしさは、すぐに育たない」編

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